CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。昨年度副将を務めさせていただきました、元WR#16上山廣大です。現在は唯一共に5年生をする同期の山﨑大聖と就職活動に励み、自分の将来について考える日々を過ごしております。
引退した今、自分に残っているのは大学生活で関わって頂いた全ての方に対する感謝の気持ちしかありません。もちろん入替戦で敗北したこと、全てを懸けて目指していたBIG8昇格という夢が叶えられなかったことは本当に悔しいです。しかし、それを遥かに凌駕する感謝の気持ちが自分にはあります。
何を隠そう、自分は第2節の東洋大戦で腓骨骨折をしたのを最後に、レギュラーシーズンに全く出場することがありませんでした。プレーでチームを引っ張ると宣言して副将に立候補したにもかかわらず、春シーズンは肩の手術とリハビリ、シーズン中は肋軟骨と腓骨の骨折でフィールドに立てない時間があまりにも長く、自分の存在意義が本当に分からなくなりました。特に腓骨骨折をして、今シーズンは絶望的だよ、お前はもう終わりだからどうチームを支えるかを考えろ、といった言葉をかけられた時は内心悔しさで胸が張り裂けそうで、一睡もできない夜、一人で号泣する夜が毎日のように続きました。しかし、チームメイトだけは俺の復帰を信じてくれて、上山をフィールドに立たせるために入替戦絶対出場するぞと度々口にしてくれました。それがあったから、心が折れそうになる度にもう一度頑張ろうと思い、リハビリに励むことができたと思います。実際、チームは見事入替戦出場を果たしてくれました。青学戦は今までのどの試合よりも楽しかったし、アミノバイタルフィールドのグラウンドで走れることが心底嬉しかったです。もう一度大好きなこのチームでアメフトをする機会を与えてくれたチームメイト、どんな時も一番そばで支えてきてくれた家族、試合1週間前にやっと復帰できる身体にしてくれたトレーナーの皆様、心が震えるような応援の言葉をたくさんかけてくれた友人・先輩・ファンの皆様、心の底から感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。
長くなってしまいましたが、最後に後輩にメッセージを送って締めさせていただきます。昨シーズン始動当初はチーム状態がボロボロだったのをよく覚えています。人数も絶望的に少ないし、喧嘩も絶えなかった。それでも入れ替え戦出場できるチームにまで成長できたのは、誰一人諦めなかったからだと思います。この先、辛くて心が折れそうな時は絶対に来る。だけどその時にギリギリの所で踏ん張って地道に努力を重ねたら、絶対に自分の納得する結末が訪れると思います。自分は選手として何の功績も残せなかったけど、最後まで諦めなければいつか報われる瞬間がくることをみんなに証明できたのであれば幸せです。ものごとが上手くいっている時には驕らず冷静に、ものごとが上手くいかない時には焦らず毅然とした態度で、最後まで目標に向かって進み続ける文化をみんなで作り上げてください。ずっと応援してます。最後までご覧いただきありがとうございました。