CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。主将4年DLの松本拓也です。
夏休みに入ると同時に我々の秋シーズンに向けての練習が再開しました。人工芝は照り返しが強く、土のグラウンドとは比べ物にならないくらい夏を感じながら練習を行っています。泥に塗れることなく、汗だけに塗れることができるこの環境でフットボールができていることは感謝しかありません。
今回の私のブログでは何を書こうか非常に迷いましたが、高校時代の思い出から試合に臨むメンタルについて考えてみました。かなり綺麗事みたいになってしまいましたが、是非読んでいただけたらと思います。
当時の僕の高校の野球部では、最後の大会で負けても「泣いてはいけない」という決まりがありました。3年間チームでやってきたことを信じて、どんな結果になろうとも常に堂々として胸を張って立ち振る舞いなさい、といった意味合いだと解釈しています。ちなみに、実際に自分の代が負けてしまった時に号泣していた後輩は監督にその場で凄まじく怒られており、逆に僕たちは皆ドン引きしていました笑。
しかしなかなかそれを実践できないものです。大学に入ってアメフトを初めて、3シーズン経験しました。特に試合に出場し始めた2年生からは昇格が潰えてしまった試合、リーグ優勝の可能性が断たれてしまった試合でいずれも悔しくて涙を流してしまいました。その時に感じたのが、「もっとこうしておけばよかった」という後悔です。試合後の帰り道では「たられば」が語られ、この試合は勝てる試合だったとか言っている自分がいました。後悔は自分自身の取り組みを否定するようなもので、まさに「泣いてはいけない」という高校時代の謎ルールの真逆の終わり方だと思います。昨年一昨年のシーズンの自分は高校の監督にめちゃくちゃ怒られる自分が想像できます。
ラストシーズンとなる4年目はそんな涙は流したくないなと思っています。すべての試合において勝つということが最大の目標ですが、それを達成するためにも個人的には試合が終わって、どんな結果になろうとも胸を張れるような精神で試合に臨みたいです。そして、特に同期は皆そのメンタルでフィールドに立って欲しいと思います。自分たちのフットボールを堂々とできるようなチームになるために、この夏休み期間はひたすらに練習しまくるしかないので、トレーニングも含め全てにおいて毎日を後悔なく過ごしていきたいです。
最後は負けて泣くのではなく、勝って泣けるようなシーズンにできるよう、より一層フットボールに熱狂していきたいと思います。