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2018

合格確実!2019年一橋世界史を徹底予想!

受験生の皆さん、初めまして。経済学部1年・DLの松本です。一橋世界史を必死に研究し、そして入試本番では勝利を確信して試験中にガッツポーズをした(?)この私が2019年一橋世界史の予想問題を作ってみました。参考にしていただけたら幸いです!

予想問題

第1問

中世ヨーロッパでは、封建制度と荘園制度が発達していた。それらが中世末期に崩壊したのはなぜか、述べなさい。

第2問

第一次世界大戦後、アメリカ合衆国は世界一の経済大国に躍進した。しかしその一方でこの時代のアメリカは負の側面も持っていた。それらは現在も続くアメリカ社会の問題となっているものもある。それらを踏まえて1920年代のアメリカ社会の繁栄とその裏に隠された負の側面を述べなさい。

第3問

毛沢東は第二次世界大戦後の国共内戦での勝利後、長きにわたって中国で権力を振るった。

(1)1950年代に一度毛沢東はある失敗をして権力を失った。その失敗について述べなさい。

(2)権力を一度は失った毛沢東だったが、革命を起こして権力を復活させた。その革命の名前をあげるとともに、それがどのようなものであったか述べなさい。


解説

以上が私の直感と今の世界情勢を踏まえた上での予想です。それでは、以下で簡潔ではありますが解説に移っていきます。


第1問は近年特にヨーロッパ世界で起きた大きな変化について答えさせる問題が多いと感じています。価格革命や十字軍遠征などはその典型的な例です。なので中世ヨーロッパを支えた封建制度と荘園制度の崩壊について出題してみました。封建制度の崩壊は、それまで総務的契約で成り立っていた王・諸侯・騎士らが王の力が強大化したことでそのバランスが崩れたというのが原因です。荘園制度の崩壊は農奴が地位を向上させたことで領主が農奴を支配する力が弱まったというのが原因です。これらを詳しく見てみると、商業や都市の発展や十字軍遠征の影響、ペストの流行、火砲の広まりなどが関連してきます。それらをうまくまとめると良いでしょう。

第2問は近年のトランプ政権に見られるアメリカの社会情勢を踏まえて1920代のアメリカの繁栄とその闇を出題してみました。繁栄としては工業が発展し大量生産・大量消費社会が実現したこと、また女性参政権の実現なども挙げられるでしょう。しかしこの問題で大切なのは闇の部分です。工業の発展の裏でアメリカ農産物の価格が下がり、農民の生活は繁栄の裏で取り残されたことや、排外的ナショナリズムが高まり禁酒法や移民(制限)法のが制定されたり、KKK(クー=クラックス=クラン)の勢力が拡大して人種差別の風潮が強まったこと、また政治的には共和党大統領のもとで「孤立主義」政策がとられたことなどが挙げられます。闇の部分を分節化して書けば高得点間違いなしです!

第3問はそろそろ出てもいいんじゃないかと私が個人的にずっと思っている毛沢東についての出題です。(1)は五カ年計画の失敗をまとめて書けば良いです。とくに「大躍進」をスローガンとする第2次五カ年計画の失敗は農村を荒廃させ、大量の餓死者を出しました。(2)はプロレタリア文化大革命の概要を書きましょう。意義付けもしたいところです。プロレタリア文化大革命は毛沢東が大衆を煽り立てて劉少奇らを「実権派・走資派」とレッテルを貼り権力の座を奪い返す革命です。ここでのポイントはうまく「実権派・走資派」の説明をしてあげることです。「社会主義のふりをして資本主義へと向かう者」などと方向付けすると良いでしょう。また、この革命も中国にとっては大打撃を与えたと意義付けすれば論述の方向性もバッチリです!


最後に

これらの問題が出たら私と同じように受験会場でガッツポーズして欲しいです!みなさんの健闘をお祈りしています。そして、4月に一橋大学で会いましょう!


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