CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。
2021年CRIMSON副将を務めさせていただく、4年OL#50の前田大河と申します。今年度もよろしくお願いします。
新体制が始まって1ヶ月が経ち、2021年度の幹部ブログも早くも3人目となりました。先に幹部ブログに登場した2人の文章を読みましたが、両方ともそれぞれの個性が出ていて素晴らしいと思いました。僕も2人にならい、『自分がどのような考えを持っているか』ということについて皆さまにお伝えできればと思っています。
僕は兵庫県出身です。小学1年生からサッカーを始め、高校卒業までずっとサッカー一筋の生活でした。一方で中学受験を経て中高一貫校の男子校に入学してからは、6年間同じ仲間と同じ校舎で過ごして来ました。そして一橋大学に合格し、アメフト部に入部して今に至ります。今年で22歳になりますが、改めて自分の人生を振り返ってみると、様々な選択が積み重なって自分の人生が構築されていることを実感します。小学生の頃にサッカーを始めなければその後スポーツをするという選択肢はなくなり、もしかしたらCRIMSON に入部していなかったかもしれません。中学受験をしていなければ恐らく自分が一橋大学はおろか東京の大学を目指すことも考えず、ずっと関西にとどまっていたでしょう。
このように、人生は選択の連続に成り立っていることは自明だと思います。そして興味深いのは、人間は大抵の場合結果が分からない状態で選択を行うことです。予め正解が設定された問題であれば皆正解の選択肢を選ぶと思いますが、現実は何かを選択する時には、絶対的な正解は存在しないと考えています。
なので『正しい選択をする』というよりは、『選択を正しいものにする』をいう方が適切かもしれません。
約1年前、成人祝いとして開かれた、高校の同窓会に参加しました。同窓会で久しぶりに多くの同級生に会い、懐かさを覚えると同時に、中高6年間を共に過ごした同級生がそれぞれの選択を行い、別の道に歩んでいることを強く実感しました。サークルで大学生活を満喫している友人もいれば、司法試験に向けて必死に勉強をしている友人もいました。中には海外の大学に進学することを選んだ友人もいました。
その中で自分は、CRIMSON に入部し、フットボール一色の、決して楽ではない大学生活を選びました。その選択が果たして自分にとって正しいものかどうかは、選択をした当時はもちろん、今も分かりません。ですがあえて厳しい道を選択したからには、やはり自分の選択を悔いのないものにしたいですし、自分の行動次第ではそれを実現できると考えています。
またこのブログをご覧になっている皆様、そしてこれまでCRIMSON を応援、支援してくださっている皆様は、どんな形であれ、CRIMSON に関わるという選択をされたと思います。
『CRIMSON に関わることを選択された全ての方の想いに報い、そして自分自身の選択を本当に悔いのないものにする』これが自分のモチベーションの源泉であり、副将として果たすべき最大の責務だと考えています。そして上記の目標を完全な形で達成するために必要なことは、勝利し、近年の負の連鎖を断ち切り、1部BIG8に昇格することです。そのために今自分が出来ることは、誰よりも己の限界を超えて勝利に拘り、その姿勢をチーム全体に波及させ続けることです。そして今はなかなかCRIMSON の仲間とも会えない日々が続きますが、今シーズンの最終戦のホイッスルがなった瞬間に、自分の責務を心から果たせたと思えるよう、限りある時間を大切にして過ごしていきたいと思います。
