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2025

【2024引退ブログ 山下真聞】 紡ぐ

CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。昨年度主将、一昨年度より2年連続でディフェンリーダーを務めさせていただきました、LB/OL#59山下真聞です。

まず初めに、CRIMSONに携わってくださったコーチやトレーナー、応援してくださったOBOGの方々、部員の保護者の方々、全ての関係者の皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。皆様の多大な支えのおかげでCRIMSONが活動できているということを主将としての1年間で強く実感しました。
皆様の期待に応えるべく昇格を成し遂げたかったのですが、それを叶えることができませんでした。主将として大変責任を感じております。

私が入部した時、つい最近までCRIMSONは1部にいて、今すぐにチームを1部に戻さなければならないという空気感だったことを覚えています。しかしチームは毎年惜しいと言いながらも昇格を果たすことができず、気づけば私は3年生でチーム作りに携わる立場になっていました。

ちょうどこの頃、CRIMSONの雰囲気は変わったと言われます。活気ある大聖さん達が引退したからということもあるでしょう。ただ自分としては、CRIMSONが2部に甘んじている「慣れ」から来ているものではないかと思っていました。だから、なんとしても自分達の代で「昇格」したかった。強いチームと公式戦をするあの胸のざわめきを後輩に知ってほしかった。

下級生から試合に出ている学年、今年こそは昇格を期待されていた年だと思います。自分自身、東海や筑波に勝利した時は昇格がもう手の届くところにある感覚でした。ただチームが上手くいきすぎて、見たくないものから目を背けていたのかもしれません。それもあってか専修、ICUには勝てませんでした。
ICUに負けた時、1年間積み上げてきたものが一瞬にして崩れゆく感覚がありました。放心状態で1人帰路に就く私に、同期の矢田部から連絡が来ました。飛び降り自殺をするのではないかと心配されていたらしいです。余程茫然自失していたのでしょう。そんな辛い時があっても最後まで私が戦い抜けたのは憧れの先輩方の姿があったからでした。

一部の人は知っているように、私は2年生の終わり頃から、ここ10年ほどのCRIMSONがどのようなチームだったのかを知ることにハマっていました。藤井さんからの伝聞に始まり、PVやブログはもちろん、試合や今日の言葉、試合前ハドルですら映像をダビングのハードディスクまで遡って観ていました。
もちろんコンテンツそのものも面白かったのですが、それ以上に先輩方が経験された喜びや苦悩、昇格への想い、勝てなかった後悔が画面越しでも伝わってきました。
「勝利のために全てを賭ける姿勢」、こんな強く、かっこいい先輩方のようになりたいという憧れは辛い日々を乗り越える糧となるには十分すぎました。本当にありがとうございました。
先輩方のようなプレーはできませんでしたが、何かしらの形でCRIMSONに還元できた気がしています。

長々と失礼しましたが、後輩へのメッセージで私の引退ブログを締めさせていただきます。
2部リーグがCRIMSONの定位置、それはみんなからしたら疑いすら持たないごく当たり前のことかもしれません。ただ合同練習をした東大京大は未経験者ばかりでも学生トップレベルで戦えています。人数には恵まれない環境でも絶対に可能だと信じて、BIG8昇格の、その先の高みを目指し続けてください。
世代から世代へ紡ぐ。
CRIMSONが今後更なる発展を遂げることを願っています。

 


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