【ご挨拶】
CRIMSONブログをご覧の皆さま、こんにちは。元WR#11の伊藤大悟です。
日頃より皆さまからのご支援、ご声援本当にありがとうございます。引退後はアメフト漬けの忙しい日々から一変し、産まれて半年を迎えた愛くるしい猫とお家でまったりと時間を過ごしています。あまりにも家にいる時間が増えたので、母親に「あんたがここまで家にいるのは小学校1年生ぶりかしら」と言われるほどです。改めて、小学校から高校までの野球漬けの日々、大学でのアメフト漬けの日々を毎日支えてくれた両親には感謝しかありません。本当にありがとうございました。
【後輩へのぼやき】
引退試合が終わったときの解放感やなんとも言い難い喜びを未だに覚えています。僕にとって引退は苦しい生活からの解放以外の他なりません。アメフト部で仲間やコーチの方々と過ごした時間は本当に楽しかったですし、かけがえのないものでした。これは本当です。最高でした。ただ、アメフト部で過ごす毎日は勝負の連続でもありました。練習や筋トレの時間だけでなく、ミーティングの時間やそれらにむけた準備の時間、食事、睡眠といった生活面での管理など、アメフトの結果に繋げようと思えば繋げられることはいくらでもありました。そういう意味では、毎日毎日どの場面も勝負です。割り切ることも大事だと言い聞かせていましたが、意識できる以上はいつでも気を張って生活しなければならず、手を抜いてしまうことに対しては罪悪感を覚えました。そう思うと、勝負と意気込んではいたものの負けっぱなしの毎日でした。そんな毎日苦しいに決まってますよね(笑)
僕がここまで勝負を意識していた理由は単純です。試合に勝ちたかったからです。試合に負けると自分自身の今までの取り組みが否定されたような気持ちになります。みんなそろって暗い顔で試合会場を後にしなければなりません。それだけは嫌でした。一方で、アメフトはつらいことが多いせいか、勝った時の喜びは物凄く大きいです。自分がタッチダウンをとって試合に勝った日にはこれ以上なくうれしかったです。勝ったあとに駅前のファミレスでチームメイトと食べるご飯も本当においしかったです。勝てれば最高に楽しいんです。CRIMSONで過ごす4年間では、色んな事が学べますし、色んな人と出会えます。その中で楽しいこともたくさんあります。それでも、試合に負けてしまうと、どうしても気持ちよく終われないものだと僕は思ってます。だからみんな、つらい時こそ頑張ってください。やらなくてもいい理由はいくらでも見つかるので、頑張って自ら厳しい選択をしてください。最後の最後にいいことあると思います。
あと、この文章を書いていて思いましたが、負けっぱなしの毎日じゃなくて、毎日の勝負所でもう少し自分に勝てていれば毎日がもう少し楽しいものになっていたかもしれないです。秋シーズンも3勝1敗じゃなくて、全勝昇格出来たかもしれないです。これに気づけていたら、アメフトがもっと上手くなってもっと楽しかったのかなーと思うと、ちょっと心残りがありますが、どうやらこの辺りが僕の限界でした。僕たちが果たせなかった目標はストイックな後輩たちが達成してくれると信じています。特にWRの4人と来年の幹部たち。期待してます。
【最後に】
つらいことが多かった4年間でしたが、CRIMSONで出会った仲間や思い出、CRIMSONで学んだことは一生の財産です。1年生のときは疑っていましたが、4年間続けてよかったと心から思います。それと遠い中、会場まで足を運んで試合を見に来てくれた友人たちのおかげで、つらい時も自分を奮い立たせてここまで続けることが出来たと思います。僕と関わってくれた皆さん、本当にありがとうございました。おかげでとても充実した、いい4年間でした。
これにてブログを締めさせて頂きます。
