CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。
主務を務めます、4年MGの伊藤佑一郎です。
日常が大きく変化して1年以上経過した今でも、世間では先の見えない日々が続いています。
そんな毎日でもマインドを保ち、自分を支えることができる言葉についてお話しようかと思います。その言葉とは、まさにこのブログの題名である「日日是好日(にちにちこれこうにち)」です。
これは、禅語の1つだそうです。幾つかの解釈があるそう(読み方も幾つかあるそう)ですが、簡単に言えば、「毎日がいい日」という意味です。この言葉には大学受験で出会い、当時受験真っ只中で鬱々とした日々を過ごしていた高校3年生の自分は、「何とも平和な言葉だな」と揶揄していました。しかし、そう揶揄するうちにこの言葉は脳みそにこびりつき、今となっては大きな気づきを与えてくれました。
何はともあれ「毎日がいい日」なのだと。
でも一般的には、特に最近は、いい日より悪い日が多いかもしれないです。例えば、私たちは、オンラインでも、SNSだとかZoomだとか、何かしらの形で人と関わることを避けられずに生活をしています。なので、関わる人がいるだけ、自分との違いから、あらゆる葛藤・衝突が起き、それに伴い気分は浮いたり沈んだりすると思います。そこで重要なのは、「その葛藤・衝突をどう捉えるのか」ということ。日々絶えず起きる葛藤の全ては新しい価値観や考えとの出会いであり、確実に糧となっているだろうと思えば「毎日がいい日」です。
他人と関わる時間が長いほど濃いほどこの葛藤の機会は増えるので、週に5日部活をしていたら私だってイライラしたり落ち込んだり悩みます。確かに葛藤の最中にいる時は「毎日がいい日」だなんて思ってません。ただ、葛藤が晴れた後は、ただ居心地の良いだけの日々に勝る心地良さがあり、これまでと違う景色が必ず見えてきます。だから、葛藤して挫折した日々だって、確実に「いい日」でした。これが体育会冥利というやつなのでしょうか。大学生活において大きな軸を置き、高い目標を共有し、毎日のようにあらゆることに取り組む者たちがいる環境だからこそ得られる体験であると思います。
条件次第で、そうも上手く思考の転換ができない時ももちろんあると思います。とはいえ、難しく考えすぎても仕方ないので、とりあえずは自分の周りの世界だけでもいい影響を与えられたらいいのかなと思います。CRIMSONの部員たちが、己と向き合い、葛藤をばねにして成長できる環境を整え、「日日是好日」であったと言ってもらえるような組織を創らねばと改めて思う次第です。