人工芝のグラウンド完成と同時に、緊急事態宣言も解かれて全体練習が再開しました。新しくなった小平のグラウンドで、思い切りアメフトができてとても楽しいです。OBOGの方々にはこの人工芝プロジェクトに多大なるご支援をしていただき、感謝の気持ちしかありません。そして、今はリクルート期間の真っ只中です。新入生に一丁前にアメフト部の魅力を語るこの時期だからこそ、今回のブログでは今自分がなぜアメフトをしているのかについて考えてみました。
①アメフトが楽しい
勇気を出して仲間のために身を削ることがアメフトの最大の魅力だと思います。下級生の頃は「仲間のために」という要素が自分の中になかったのでただ痛いだけのスポーツで全く楽しいと思いませんでした。自分がタックルした瞬間はもちろんですが、自分が体を張ったことで誰かが良いプレーをしたり、間接的にでもチームの勝利に結びついたと思える瞬間が好きです。あとは人に当たるのがアメフトを続けるうちに勝手に好きになりました。目の前の相手を倒せた瞬間に出るアドレナリンはたまらないです。
②勝った瞬間の喜びを仲間と共有したい
小中高と野球をずっとやってきましたが、全ての仲間とこの感情は共有してきました。小学校では、地区の野球大会で6回優勝しました。そのたびに祝勝会と称したただ親たちが公民館でお酒を飲む会か開催され、「お前たちはよくがんばった」とベロベロになりながら褒めてくれたのを覚えています。中学では軟式野球部で県大会優勝を経験しました。優勝した瞬間僕は何だかよく分からない感じでしたが、仲間と目を合わせるうちに「俺たちが優勝したんだ」と徐々に実感が湧き嬉しい気持ちがこみ上げてきました。高校では弱い弱いと言われ、散々蔑まされてきた僕の代が最後の夏の大会でシード校を撃破しベスト8まで進むことができました。シード校に勝った試合で仲間と校歌を大声で歌えたことは今でも最高の思い出です。
大学ではまだこのような感情を味わえていません。4年間付き合ってきている同期とは時にこの感情を味わってから引退したいと強く思っています。
③恩返し
特にこの想いは強いです。自分の人生はありとあらゆる人に支えられてきました。最後の学生生活で頑張る姿を見せることでこの恩を返したいと思っています。
スポーツをやる上で「恩返し」という感情が一番強く出たのが高校時代でした。高校で野球は引退するだろうと考えていたので、10年続けた野球で最後ホームランでも打って記念ボールを渡したいと思っていました。しかし、高校最後の夏の大会でホームランどころか自分が試合に出ることはできませんでした。高校では試合に勝って喜んだ経験もありましたが、個人的に活躍できなかった後悔の気持ちも強いです。
CRIMSONに入ってしばらくの頃は何度も辞めたくなりました。前述のアメフトの楽しさもわからず、仲間と深い関わりも持ってないので勝って喜び合いたいとも思っていませんでした。ですが最後に踏みとどまっていたのはこの気持ちでした。最後の学生生活で恩返しができる機会を「キツイ」という理由だけで逃すわけにはいかないと思ってここまで続けてこれています。だからこそ、ラスト1年最高の結果を残して支えてくれた人に恩返しをしたいです。そのために残りわずかな学生アメフトに「熱狂」していきたいです。
チームを代表する幹部の発信であるにもかかわらず、超個人的な考えをだらだらと述べるだけの内容になってしまいました。申し訳ないです(笑)
ですが「アメフト何でしてるんだっけ?」と考え直した時に、真っ先にこの3つが思い浮かびました。新入生にきちんと伝えていくとともに、この想いをもう一回胸に刻んで日々の練習に励んでいきたいと思います。