CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。先日の上智戦をもって引退しました、2020年度副将・ディフェンスリーダーのLB元#35安藤寛人です。
以前は幹部ブログで現役として思っていることを発信させていただきましたが、今回は「引退を迎えて」ということで引退した今の立場から思うことを述べようと思います。
何よりも思うのは「まだ上に行けたのではないか」ということです。後悔が残っている、とも言えます。今年は特別なシーズンということで、目標がBIG8昇格から2部リーグ1位に変わりましたが、結果は4位に終わりました。本来ならば入れ替え戦にすら出場出来ない順位です。
そして、何より自分自身のプレーについてもまだ上達できた、と思えて仕方がないのです。自粛期間が明け、1プレイヤーとして改めて基本に立ち返って練習していく中でまだまだ新しい発見がいくつもありました。
あの瞬間思い切り相手に差し込んでいればもっとShort Yardで止まったのではないか、タックルを外さなければLong Gainは無かったのではないか、KRで自分がブロッキング出来ていればもっとReturnできたのではないか。言い出せば果てしないのですが考えてしまいます。ひとえにこれは目標に達しなかったから感じるのだと思います。
ではこの教訓から伝えるとしたら何か。それは、「全員が日々その行動でいいのか?と考え、問い、発し、模索し続けるしかない」ということです。
みんな練習は真面目にやっています。自分も一切抜かずに覚悟を持って取り組んできたと言い切れます。そこでさらに必要なことが、これで良いのか、という投げかけです。その行動でいいのか、それが本当に勝ちにつながるのか、その選択は妥協していないか。そうして詰め続けることで足りない所をどんどん埋めていけば自ずと隙の無い強さが生まれるのではないか、同時に他人にも投げかけを発信していってチームは強くなるのだろうなと様々振り返ってそう思います。
以上で今思うことは終わりです。最高の結果で終わる以外必ず後悔は残るので現役はとにかく頑張るしかないです。
それでは、最後に感謝の意をこの場で述べ、締めさせていただきます。
僕は10年間アメフトをやってきましたが、この大学4年間が最もしんどく最も楽しかったです。
それは、プレイヤーを支え続けるスタッフ、多大な支援をくださるOBOG・ファンの方々、部活動をいつも後押ししてくださる父母会の方々、皆様に支えられてアメフトのみに集中して取り組めたからです。ありがとうございました。
そして、高校で終わりにしようと思っていたアメフトを大学でまたやりたいと言ったり、一人暮らしがしたいと言ったり、この4年間たくさんのわがままを聞いてくれた両親に感謝します。本当にありがとうございました。