CRIMSONブログをご覧の皆様、受験生の皆様こんにちは
新二年AS(アナライジングスタッフ)の山田理音です。
共通テストも終了し、二次試験まで残り一か月を切ってきました。
私大の試験も間近に迫ってきていますね。
ということで今回は、二次試験前までの学習と過ごし方について語りたいと思います。
勉強の息抜きがてら読んでください。
(最後にお得な重要情報が記載しております!ぜひ最後まで読んでください!)いきなりですが今皆さんが欲しいのは何ですか?多くの人が答えるのは、自信ではないでしょうか。(もちろん合格!!という声も聞こえてきますが)
見事合格を勝ち取る受験生というのは、確かな学力と圧倒的な自信、これが両方備わっている受験生です。
前者はただ勉強に励むに尽きるとして、なかなか後者の身に着け方というのがこの世の中にあまり流布していないように思えます。
ということで今回のメインテーマは、ベタだけど大切で潜在的な要素である「自信」のつけ方を軸に話していきます。
単刀直入に何が自信を醸成するか、それは「確定」の数です。
人間は未知、未確認のものに怯える性質があり、なんでも区別して認識し特徴づけますよね。
我々も大学入試に挑む中でいかに未知なものを減らし確定した情報、方法を増やせるかがカギになると言えます。
ではさっそくどんな確定をしていく必要があるのか、紹介していきます。
〇勉強と自信
多くの受験生に共通して言えるのは、「過去問などの演習の出来不出来が自信を形成するのだ。」と考えていることです。
もちろんそれは確かな事実でありそれに勝る方法はないかもしれません。
しかし、自信のつけ方は点数アップにはとどまらないのです。
・自己の確定/戦略の確定
これはいわゆる自己分析をして己を知れ、ということです。
詳しくは、自分の得意不得意は勿論、どんなタイプの問題に強いか、どんなミスを犯しやすいのか、どんなプロセスで問題を解こうとしているのか、
解法の導出に時間を要しているのか、問題の状況の理解に時間を要しているのか、などいくらでも存在します。
そしてこれらを踏まえて大まかにどのような戦略で受験に挑むのかを決定します。
これを行うことで、次の勉強分野・方法の確定に繋がったり、本番に冷静に自分を見つめられるようになったりします。
・勉強方法・分野の確定
受験生あるあるの一つに、その日暮らしの勉強をすることが挙げられます。
自分の気分に従って勉強を蓄積しても確かな学力の積み重ねは行えません。
この時期では自己分析に従って行う分野・方法を取捨選択して確かな学力を蓄積しましょう。
これを行うことで実は見落としがちな何の勉強をするか、という選択にかかる労力・時間の省略ともなる上、一日一日の達成感の向上にも繋がります。
・問題の解き方の確定
これはいわゆる志望校対策の一環でもあります。
志望校特有の問題形式・試験形態を把握し自分が最も実力を発揮できる解き方を研究します。
一橋に特化して言えば、多くの受験生が悩む「英語の時間配分・解答順序」を演習を通して確定させる、などです。
・試験当日の確定
これは主に試験終了までの日程・内容・状況を120%把握し、考慮されるリスクに対する対策まで考えておくことを指します。
状況に関しては、例えば部屋はどのくらいの室温で、どんな机で、トイレはどこがすいていて、試験開始までにどのくらい待機時間があって、などといったことです。
試合会場を知らないということは意外に大きなDisadvantageとなります。
できる限り情報を仕入れましょう。
〇日常生活(過ごし方)と自信
これも潜在的な要素ですが日常生活の質の向上が自信に密接に関係しています。
まず学業成績と生活習慣がいかに相関の強いものであるかを示した論文を掲載します。
世界各地(日本、欧米、アフリカ、中国)の大学生18960人を対象としたもので、学業成績と生活習慣の関連についての調査を行ったものです。
(必ずしも正しいといえるわけではないのでひとつの情報として消化してください)
・睡眠時間が十分に確保されている学生ほど、学業成績に優れる
・就寝・起床の時間が早いほど、学業成績は優位に高い
・平日の座位時間が長いほど、学業成績が低い
・運動習慣がある、身体活動が高いものほど、学業成績は比較的高い
・朝食を食べるものほど、学業成績が高い
・野菜と果物を摂取する頻度が高いものほど、学業成績がよい
・不規則な食事は学業成績に悪影響である
・睡眠の質が良いものほど学業成績がよい
「大学生における生活習慣と学業成績との関連 九州大学大学院教授 楚、岸本による」p027.pdf (kyushu-u.ac.jp)
心身ともに良好な状態が維持(=確定)されれば体調に余計な心配を払う必要がなくなります。
また、生活サイクルが固定されることで、余計な予定を考える必要がなくなります。
これは、実際に不健康になってようやくわかる大切さなので潜在的な要素としてないがしろにされがちですが、
当日に万全の状態で臨めるかというのは合否に大きく関与してきます。
最高の状態で挑める準備としてよい生活習慣を心がけましょう。
大きく5つの確定事項と各効用を紹介してきましたが、さらにこれらを確定させることで最初に述べた点数アップにも直結し、さらに相乗効果で自信をつけることが出来ます。やらない手はないですね。
加えて、私は直前期の点数の向上、模試の結果による自信の形成が必ずしも本番のパフォーマンスに良い影響を及ぼすものではない、ことを経験しております。
現役時には、オープンのB判定、共通テストリサーチA判定や直前期の点数から確かな自信を身に着けていましたが、本番では一転、終始時間内に解き終わることばかりに齷齪し、本来の実力を出せなかった結果、最低点-50点という敗北を喫しました。
浪人時ではもちろんそれ以上の成績を残していたものの、それ以外の確定させた要素があったからこそ、本番も焦ることなく回答することが出来ました。
きちんと分析して確定事項を増やす、このようなことはアメフトにも同様なことが言えます。
いくら選手個人・チームの完成度を高めても、相手の分析、起こりうるリスクを想定した練習を積み重ねなければ勝利することはできません。
スポーツでもビジネスでも勝負の世界ではいかに万全の準備と確かなものに裏付けられた自信をつけたか、が勝敗を分けます。ぜひ大切にしてほしいと思います。
残り一か月ありませんが、この一か月の頑張りが合否を分けるといっても過言ではありません。最後の最後までぜひ頑張ってください。国立(くにたち)から応援しております。