CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。
昨年度主将を務めました元4年OL#51の山﨑大聖です。
アメフトを4年間やりきって、茫然自失のような状態になるとも思っていたのですが、新たに就活という大きな試練を前にして、同期の上山と共に切磋琢磨しながら、取り組んでおります。
振り返りますと、この4年間で本当にいろいろな経験をさせて頂いたと思っております。1年の時から試合に出させてもらい、2年生になるとOLへのポジション変更を伝えられ、コロナで活動自粛をする中で20kg体重も増やしました。そして最終年は、主将とそして慣れていないセンターにも挑戦させてもらいました。「楽しかったなー」なんて思いながら書いていますが、やっている時はかなりきつい場面もありました。過去の記憶を美化してしまう人間の特性はやはりすごいですね。
ただ、今までの人生の中で最も充実した期間でかつ、今度の人生に活かせることしかなかったという思いは、今も昔も変わりません。
特に昨シーズンは、いろいろな学びがありました。遠藤監督をはじめコーチからは、自分を持ち続ける、やりきる重要性を、同期からはポジティブな物事の見方を、後輩からは頑張り続けられるモチベーションを、OBからはアメフトそのものと息抜きのコツを与えてもらいました。与えられてばかりでした。そのおかげで、4年間努力し続けられました。
自分の限界に挑戦したいという思いから入部した、4年前の自分に恥じない取り組みをし続けた自負はあります。
ただ、それでも昇格には届きませんでした。
東工大には勝てませんでした。
何が足りなかったのでしょうか。
全て足りなかったと言えば、そうだと思います。
細かい取り組みの差と言われれば、それも当てはまると思います。
全部準備したつもりでも、負けたらこうしておけば良かったという要素が出てきます。
それがなくなることはないでしょう。ただその要素を一つでも減らすことができるかどうかが、勝敗を分けるのだと思います。
悔しい結果に終わりましたが、東工大戦では今まで感じたことのない感覚になりました。
常に試合を通してのことを考えていて、タッチダウンしてもあまり喜ばないし、味方の良いプレーを見てもフィールド内ではあんまり騒がない自分が、目の前の1プレーしか考えなくなっていました。目の前の相手にどう勝つかだけを考え、脚がつる心配などせず、感情も爆発させていました。菅井が自分の後ろを走った時なんて、何回ガッツポーズをしたのか覚えていません。終わった後、血が騒ぐとはこのことかと思ったのを覚えています。
本当の意味で、我を忘れて、目の前のことに没頭する。そんな経験が出来て良かったです。
長々と書いてしまいましたが、最後に感謝と後輩へのメッセージを書いて、私の引退ブログを締めさせていただきます。
遠藤さんへ
一番お世話になりました。どんなに暗い話題であっても、気付いたら最後には我々が希望を持ってミーティングが終わる経験、何度あったでしょうか。遠藤さんの人間力の賜物だと思っております。今後の人生の目標です。本当にありがとうございました。
コーチへ
アメフトの技術にとどまらず、チームを支える視点を常に与えてくださいました。良いコーチに恵まれたと改めて思っております。一緒に悩み、戦ってくださりありがとうございました。
先輩へ
ずっと追いつくことを目標にアメフトをしてましたが、追いつけた気がしません。生意気な後輩だったと思います。それにも関わらず優しく接してくださりありがとうございました。何度もきつい場面はありましたが、先輩が助けてくださいました。今後もお世話になります。
同輩へ
ついてきてくれてありがとう。何も気にせず言い合える同期だったからこそ、今年のチームは入替戦に行けたと思っている。4年にもなって試合前、試合後選手全員で飯行く学年になるとは思っていなかった。めちゃくちゃ楽しい4年間をありがとう。1年早く働くみんなからのおもろい話待ってます。
家族へ
僕が生きていられるのも、アメフトができたのも、主将を1年間やれたのも全て家族のおかげです。こんなにも素晴らしい4年間を送れて、本当に幸せです。言葉だけでは表現できませんが、本当に本当にありがとう。
後輩へ
一緒に戦ってくれてありがとう。センス・やる気が揃った君達は必ず昇格できます。
思い出して欲しい。去年のチーム始動時、4年生が抜けてめちゃくちゃ少ない人数でアップした2月・3月。このままじゃ昇格できないと誰もが思ったと思う。それが結局、昇格まで2点差の結果になってる。だから必ずなんとかなる。そう信じて1年間やりきってください。
あと一つだけ。この1年間僕が主将やっている中で感じたのは、
「選択するときに正解はない、正解にして行くために努力するもの」ということです。
なんらかの意思決定をする時、どれが正解の意思決定かという視点で考えがちですが、その時点で正解な選択肢など基本ないです。どれも決めた後の自分たちの努力にかかっています。迷うこともあると思いますが、この視点を忘れないで欲しいです。
OBOG・ファンの方々へ
皆さんのおかげで、自分たちはアメフトだけに集中し、取り組むことができました。多大なるご支援にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
以上で引退ブログを締めたいと思います。読んで頂きありがとうございました。
この4年間、本当に
「楽しかったなー」