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2020

2020幹部ブログ Vol.5 恩師

CRIMSONブログをご覧のみなさま、こんにちは。主務の長友深桜です。

今回は少し部活から離れてしまうのですが、私の恩師についてお話ししたいと思います。

その恩師である遠藤先生は、小学校6年の秋から約4年間通っていた英語塾の先生でした。
私は小学校から高校まで学芸大学の附属校に通っていたのですが、中学からは生徒の半分以上が海外に在住経験を持つ帰国子女でした。そのような学校に進学する私に不安を感じた母が、私を近所の英語塾へ連れていきました。これが遠藤先生との出会いです。

遠藤先生は、一言で言うとパワフルな女性です。
先生の家の2階の小さな部屋で、レベルが全く違う5,6人の生徒を一気に教えるような豪快な人でした。仕事一筋でとにかく厳しく、習い始めた当初は通うのが億劫でしたが、気づいたら私は先生の虜でした。英語の指導に厳しいだけでなく、私を一人間として成長させてくれるような人だったからです。

勉強に集中していない時は本気で怒られ泣きべそをかいてましたが、一方で私の将来について誰よりも相談に乗ってくれました。親以外でここまで自分のことを考えてくれる人は初めてで、この先生にずっとついていきたいと当時は思っていました。

転機が訪れたのは、高校1年の夏でした。先生が病で療養する必要があり塾を畳むことになりました。

そこから私は大手の英語塾にいくつか通い始めましたが、どこか悶々とした日々を送っていました。

高校1年の12月、勉強に対し生半可な気持ちになっていた私は英検の勉強をはじめました。
理由は一つで、先生に恩返しをしたいと思ったからです。

通っていた頃は、高1までに準1級をとりなさいと頻繁に言われていたので、その目標を達成することにしました。今思えば、こうして恩返しをしたいと思えるような人に出会えたことが自分の財産でした。

私が高校3年生の時、遠藤先生は他界してしまいましたが、今も私の唯一の恩師であることに変わりはありません。

長くなりましたが、遠藤先生が教えてくれたことは、いまの私の部活に対する姿勢と通じるところがあります。
ひたすらに努力しなければ結果がでないことを教えてくれたおかげで、この3年間アメフトと向き合え、自分ができる最大の努力をしようと思えました。
勉強が進まないと夜遅くまで付き合ってくれるような先生の人柄は、私の目指す主務像にも繋がります。練習中は厳しくなってしまっても、仲間が悩んでいる時には寄り添えるような人になりたいと思えました。
そして、遠藤先生に恩返しがしたいと思えたように、この3年間私を指導してくださった先輩方へ恩返しをしたいという気持ちが、今の私の部活への原動力にも繋がっています。

まだまだ活動自粛期間が続きますが、このような時でも努力をし続けるチームには、必ず秋に結果がついて来ると信じてます。私もASとして、主務として、チームのためにやるべきことを考えて実行していきます。

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