OL55番金子昌樹です。今年で引退するので、少しだけ想いを書いていこうと思います。
①僕だからこそ伝えられることだと思うので、怪我について話したいと思います。僕は一年生の11月に左手首を怪我して、その怪我を引退するまで引きずることになりました。時には日常生活に支障が出るほど痛む時もあり、アメフトにおいて大事な手張りがしっかり出来ないなど、かなり弊害がありました。怪我というのはスポーツ選手に付き物であり、特にフットボーラーであれば痛いところの一つや二つ誰しもが抱えています。しかし、僕の場合は怪我との付き合い方が非常に不味かったです。というのも、怪我してすぐのタイミングで練習を抜けなかったことで悪化させてしまい、治りにくくしてしまい、結果として最後の試合まで手首の痛みが付き纏いました。この怪我がなければもっと良いブロッキングが出来るのに、と何百回も考えてきました。結構辛かったです。僕は、同じような思いを後輩には絶対して欲しくありません。怪我してアウトするのは恥ずかしいことだし、仲間のためにも簡単には抜けられないと思います。今年も無理して戦ってくれた人たちが何人もいると思います。しかし、その後のアメフト人生、あるいはアメフトを引退した後の人生も考えると、僕は勇気を持って練習から外れることも選択肢として持って欲しいと考えます。特に、1、2年生の時にやるアメフトより3、4年でやるアメフトの方が何倍も楽しいと思うので、下級生のうちに体を壊すことは避けて欲しいです。非常に弱気でフットボーラーらしからぬ発言ですが、参考にして欲しいです。
②なんだかんだで、アメフトは最高に面白かったです。僕がアメフトに出会ったのは浪人時代で、きっかけはcrimsonの予備校訪問でした。その時から「アメフト」の響きに惹かれ、一橋に入学したらアメフト部に入ろうと決意していました。入ってからは辛いことが沢山ありました。辛いことの方が圧倒的に多いと思います。僕の場合、1、2年生で中々試合に出られず、自分の無力さに苦しみました。しかし、3年の時から徐々に実力がつき、良いプレーが出来る様になってからの楽しさは半端なく、筆舌に尽くしがたいものがありました。3年の秋シーズン初戦の明学戦で相手の4年DLを7ydくらいドライブした時は最高にハイになれました。
③感謝の気持ちを伝えようと思います。僕が4年間アメフトを続けることができたこと、最高の体験をすることが出来たのは、周りの人たちの協力があったからです。特に、OLのコーチ先輩同期後輩には感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りて、ありがとうございました!と、感謝の気持ちを伝えておきます。そしてアメフトにも、ありがとう!と、感謝の気持ちを伝えて、僕の引退ブログを締めさせていただきます。