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2021

【2020引退ブログ】MG 渡部優理

CRIMSONブログをご覧の皆さま

日頃より多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。

この度引退いたしました、4年マネージャーの渡部優理です。いつも引退ブログを読む側にいた自分が、このようにして引退ブログを書く側に回る日が来るとは想像もしていなかったものですから、ちょっと不思議な気分です…。

さてこのブログを書くにあたり、丸一日何を書くか悩みましたが、私からはこの4年間CRIMSONを続けて「得たもの」についてお話しようと思います。

拙い文章かもしれませんが、最後までお付き合いただけるととても嬉しいです。


正直な話、私は自分が「なぜ」CRIMSONに居続けているのかずっとわかりませんでした。

もしかしたらこれを読まれている方の中には、同じように感じたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

CRIMSONが好きか、と聞かれたら無論答えは「好き」。

やりがいはあるか、と聞かれたらもちろん「ある」。

ただ「なぜ」と聞かれると、どうしても答えられずにいました。

「わかんない。でも何かを得られる気がする。だから続ける。」

そんな漠然とした確信を頼りにこの4年間やってきました。

「勝利に貢献できるから」「やりがいがあるから」「アメフトが好きだから」続ける理由を羅列することは容易くも、どれもしっくり来ない。でも続けなければいけない。

2年次にオフェンス ASからディフェンス ASへ、

3年次にディフェンスASからマネージャーへ。

二度のコンバート(ポジション転向)をしつつ、KCFA執行部で3年間務めさせていだけたおかげで、言葉では言い表せないくらい多くの出会いと学びに恵まれたことも「続けなきゃいけない」と感じるようになったきっかけの一つだったかもしれません。

その一方でコンバート/練習不在の多さ故か、ずっと自分がチームの部外者のような、

CRIMSONの一員ではあってもみんなと壁を感じる、そんな感覚が常にどこかにありました。だからこそ、なんで自分がCRIMSONを続けるのか余計にわかりませんでした。

そうしてがむしゃらに続け最後のリーグ戦を迎えようとしていた10月、

私は急に部屋から一歩も出られなくなりました。

部活が怖い。友達が怖い。まともに家族と話すこともできなければご飯も食べられず、自分でも説明できない焦りと不安から布団の中で泣き、泣き疲れては寝る、を2ヶ月近く繰り返していました。

部活を休ませていただけたおかげで、今このようにしてブログを執筆できるまでに回復はしたものの、私は最後のシーズンを一度としてサイドラインに立つことなく、最終戦も観客席から見守り引退を迎えました。

そんな最終戦後、挨拶だけして帰ろうと思い、端から最後のハドルを見つめていたところに、コーチの方々が背中を押してくれ、ハドルに参加できたこと。

ハドル後、後輩たちが泣きながら私を抱きしめてくれ、「会いたかった」と言ってくれたこと。

同期もいつもと変わらず声をかけてくれ、「来ることができてよかった」と迎え入れてくれたこと。

全てを終えたあの時、私はCRIMSONで過ごした長い月日の中で初めて、

「ここが自分の居場所なんだ」

と、そう思うことができました。4年間ずっとCRIMSONが「居場所」となるよう願っていたことに、その瞬間気付かされたのです。

思い描いた形での引退ではなかったけれど、最終戦を自分の目で見届けてCRIMSONが自分の居場所だと最後にちゃんと感じられた。だからこそ「今まで続けてきてよかった」と心の底から思えます。


だいぶ長くなってしまいましたが、最後にこの場を借りて、4年間お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えさせていただこうと思います。

まずは両親へ。いつも心配をかけてばかりでごめんなさい。二人の理解と優しさが無ければ、ここまで続けられませんでした。4年間応援ありがとう。

KCFA関係者の皆さま、そして執行部のみんな。コロナの厳しい状況であったにも関わらず、リーグ戦を可能にして下さり本当にありがとうございました。

OBOG、父母の皆さま。人工芝化プロジェクトや試合中継への寄付をはじめ、今年は皆さまのご支援の力を痛感する年となりました。いつも変わらずCRIMSONを応援して下さり、本当にありがとうございます。

コーチの皆さま。お忙しい中、このコロナ禍でも変わらずご指導くださりありがとうございます。特に西澤さん、最後の2ヶ月はたくさんご迷惑をおかけしてしまいましたが、この4年間変わらず理解を示してくださったこと、感謝してもしきれません。

優希、ジェシカ、そして佑一郎。2年間、本当にありがとう。頼りない先輩だったかもしれないけど、このメンバーで一緒にマネージャーができて嬉しかった。最高のパートです。3人なら来年何があっても乗り越えられると信じてるよ。

そして最後に、

誰よりも綺麗な心の持ち主でちょっぴり泣き虫の川村。

絶えず挑戦し続けていた思いやりのある平野。

努力家で欠かさずスナップの練習をしていた優しいなかむ。

試合の時いつもベンチでみんなを鼓舞してくれていた金子。

落ち込んでいる時も私を笑わせてくれた山根。

みんなから愛ゆえにいじられる優しい元濱。

誰よりも冷静で、一瞬で場を和ませることのできる内藤。

真面目で落ち着いていて、視野の広い瑠月。

精神年齢が高くて、何事も笑顔で受け止める菩薩みたいな寛人。

練習の雰囲気を作ってくれていた、誰よりも後輩思いな駿。

最後までブレずに引っ張ってくれた芯の強い雄大。

そして、私たちスタッフをこの1年間導いてくれた何事にも一生懸命な深桜。

最後のリーグ戦、観客席から見るみんなはすごくかっこよかった。恥ずかしいから絶対に面と向かっては言えないけど、みんな大好きです。

4年間、本当にありがとうございました。


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