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2017

一橋数学を語る。合格したアメフト部員は平均〇完だった!?

一橋大学の入試試験の中でも数学は各学部とも大きなウェイトを占める重要な科目の一つです。

今回はそうした一橋大学の数学試験を実際はみんなどれくらいできているのか調査してみました。


一橋大学の数学とは・・・

一橋大学の数学は120分で5問。文系の大学入試としてはかなりの難問がそろい、整数と確率の問題が出るのが特徴的です。

どの受験生も最初に過去問を見たときは完答はおろか、計算量の多さに絶望し、あるいは何から始めればいいのか分からないといった状況に陥り、もう無理だーとなる人もちらほら・・・。

にもかかわらず、「商学部、経済学部の数学のボーダーは3完」だなんて書かれる場合もあるわけで、本当にみんなそんなにとれているの!?と疑問に思う人も多いはずです。

それもそのはず、商学部、経済学部にとっても3完というのはハードルが高い得点率です。

一例をあげてみれば、商学部の2次試験後のボーダーは600点ですが、センター試験で80%、2次試験の数学で仮に3完答=60%の得点を取ったと仮定すると、残りの英国地歴の得点率は50%でよいことになります。

英語も60%とったと仮定すると国語と社会は40%でよい計算になります。

残念ながら、各教科の平均点などは開示されていないため、実際どの程度とっているのかは想像になりますが、上記の仮定に基づいて計算をすると数学で60%とるということがいかにハードルが高いことなのか想像できると思います。


実際の合格者の出来はどうなの?

一般的にボーダーは3完といわれている中で、クリムゾンの現役部員(もちろん一橋合格者)は実際どれくらいできたのでしょうか?アンケートを実施してみました。

その結果がこちらです。

平均は商学部1.5完、経済学部と法学部は2完、社会学部は1完といった結果になりました。

合格者の平均なので、ボーダーはもう少し下でしょう。0完答の人も多いです。

ただ、注意しなければならないのは0完答=0点ではありません。合格者の多くは自分が考えたことを紙に書いて部分点はとりにいっています。

実際どの程度点につながっているかは不明ですが、折れず、あきらめず、1点でも多くの点をとりにいくことが大事かと思います。


中山君の数学試験120分を振り返る

実際CRIMSONの部員がどのようにして数学の120分を過ごしたのか。

新2年DB中山くんにインタビューしてみました。

筆者(以下:筆)「どんな気持ちで数学の試験に臨みましたか?」

中山(以下:中)「自分はもともと数学が苦手なこともあり、2完出来れば上出来という気持ちで臨みました。

過去問を取り組む際も自分が分からない問題は他の受験生も分からないだろうと踏み、とにかく自分が出来そうな問題をいかに正確に解くかに注力しました。」

筆「なるほど。問題を解く順番はどうしてましたか?」

中「最初の5分ほどで問題を俯瞰し、解けそうな問題から取りかかりました。1問何分と設定せず、得点の稼げそうな問題に時間を割くようにしました。逆に自分が難問と思った問題は勇気をもって捨てました。問題を俯瞰し、時間配分をコントロールする感覚は、過去問でつけるしかないと思います。」

筆「設問にかける時間を一律に設定しないやり方は驚きですね。実際の出来はどれくらいでしたか?」

中「先ほども言ったように、2完を目指して臨みましたが、結果0完でした。

数列の問題に苦戦し、悪い意味で問題のカラクリにはまってしまったのが良くなかったですね。

それでも、自分の出来るところは時間をかけて正確に解き、完答までいかなくても部分点を着実に稼いだことが合格につながったんじゃないかと思います。」

筆「最後に受験生に一言!」

中「正直、本番の数学で思うように実力を発揮できない受験生もいると思います。しかし、そこでいかに2日目の試験に切り替えられるかがポイントです。最後まであきらめず頑張ってください!」


最後まであきらめない気持ちが合格へ

皆さんの中には数学が得意な人、苦手な人様々でしょうが、数学で1点でも多くとりたいという気持ちは一緒だと思います。

アメフト部では+5点以内で合格した人が何人もいます。

数学は完答、完答と言われますが、そういったものはその年の難しさにもよるでしょう。

何個完答できたかというよりも、とにかく1点でも多くとりにいって、それが結果完答につながったという考えの方が楽な気持ちでよい結果につながるかもしれません。

皆さんの合格を心から願っています。

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