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2019

2018引退を迎えて #77木本晋司

CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。

旧4年OL#77 木本 晋司です。

平素より多大なご支援・ご声援ありがとうございます。

毎日厳しい寒さが続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は引退して100kgあった体重もあっという間に80kg台に突入し、引き続き減量に励む日々を過ごしています。

さて「引退を迎えて」ということですが、この4年間を振り返れば本当にたくさんのことが思い出されます。

入部当時は体も小さく、体重も60kgそこそこしかなかった自分ですが、CRIMSONに入りポジションがOLに決まった時、こんな小さい自分にOLが務まるのかととてつもなく大きな不安を感じたことは今でも鮮明に覚えています。自分がこんな体になってアメフト部でOLをやっているなんて4年前には想像もつかなかったと思います。そうして始まったCRIMSONでの生活は何をとっても想像以上に辛いものでした。

しかし、自分にとってCRIMSONで過ごした4年間はかけがえのない財産となりました。自分自身、ここには書ききれないほどの沢山のことを学ばせてもらいました。食事もウエイトもしんどいし、怪我も何度もしたし、楽しいことよりも辛いことの方が遥かに多かったです。特に下級生の時はネガティヴなことばかり考えていて、自分にとってフットボールは苦痛でしかなかったかもしれません。背が低いとか体が小さいとかとか色んな言い訳は思いつくけれど、ここでやめたら本当にただダサいやつで終わってしまうと思い、意地だけで続けてきました。けれどもそうしてやっていくうちに、徐々にできることが増えて、自分のプレーに手応えを感じるようになって、自分の1プレーが、1ヒットがチームの力になるんだって分かって、評価してくださる方がいて、自信を持ってプレーできるようになったら、フットボールが本当に楽しくなりました。フットボールに出会えて本当に良かったと、今改めて感じています。

自分たちの代はこのような結果に終わってしまい、本当に不甲斐なく思っております。後輩たちに何かを残してあげられたのかも分かりませんし、特に私のような平凡な選手には偉そうに語る資格はないと思うのですが、後輩には悔しい思いをして欲しくないので、2つのことを伝えようと思います。

1つは、地味でつまらないと思えるかもしれませんが、絶対に基礎から目を背けないでください。実践的な練習の場面が増えると結果ばかりに目が行き、基礎が疎かにされてしまうことがあるかもしれないですが、partの1本から姿勢、足の運びや手の位置など、どの動きをとっても1つ1つ基礎に立ち戻って日々省みることを忘れないでください。基礎を着実に積み上げていった先には必ず大きな成長があると思います。

2つめは、選手の価値はプレーで決まるということです。普段の練習はもちろんですが、食事1つとっても時間帯や量・質にどこまでこだわれるか、何時に寝て何時に起きるか、映像やアサインの確認をどれだけやるか、ウエイトの1本でどこまで追い込めるか、どれを取っても1つ1つが全部自分に返ってきて、試合の1プレーに直結すると思います。特にこのチームは、フィジカルに対してどうしても目をつぶってしまう風潮があると思います。人数が少なく、未経験者がほとんどでスキルレベルも決して高くないこのチームが1部に上がるためには、己の身体と向き合い続け、1人1人が日々強くなっていくしかないと思っています。

2018年は無念な結果に終わってしまいましたが、CRIMSONは絶対に2部に定着するようなチームではありません。頼もしい後輩たちが、今年こそ1部の舞台を取り戻してくれることを信じています。

奮闘する後輩たちのため、これからも微力ながらチームの力になれたらと考えています。

最後になりますが、4年間CRIMSONでフットボールができて本当に良かったです。とにかく周りの人に恵まれた、そんな4年間だったと思います。まだ引退して日が浅いですが、その間だけでももう一度CRIMSONのユニフォームを着てフットボールがやりたいと何度思ったか分かりません。もう二度とそれができないと思うと悲しい気持ちになります。それだけCRIMSONやチームのみんなが好きだったんだと思います。沢山のことを教えて頂いたコーチや先輩方、一緒に戦ってくれた後輩たち、個性的で面白いやつばかりだった同期、4年間ろくにバイトも勉強もせず好き勝手にアメフトをやらせてくれた両親、不甲斐ないシーズンであったにも関わらずご支援・ご声援をいただいた全ての皆様にこの場を借りて感謝を申し上げます。4年間ありがとうございました。長く拙い文章になりましたが、ここで締めさせていただきます。

これからもCRIMSONをよろしくお願い致します。

旧4年OL #77 木本 晋司

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