一橋大学 | 17 | 10 | 東洋大学 |
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秋季リーグ戦 一橋大が勝利、東洋大を降す
関東学生アメリカンフットボール連盟(KCFA)主催の秋季リーグ戦が10月15日、東洋大学朝霞キャンパスのグラウンドにて開催され、CRIMSONは東洋大学(以下東洋)と対戦した。CRIMSONは1部BIG8リーグ昇格のため、リーグ首位浮上を目指して試合に臨んだ。
【前半戦】
CRIMSON#47島谷のキックにより試合開始。#1野口のタックルでリターンを許さず、東洋陣18YDより東洋の攻撃。CRIMSONは東洋の1stダウン獲得を阻止。東洋のパントにより攻守交替。0-0。
CRIMSONは自陣22YDから攻撃を開始。ランとパスを仕掛けるも前進できず、3rd&13で東洋によりQBサック。自陣17YDの4th&15でパントを選択し、攻守交替。0-0。
東洋陣30YDより、東洋の攻撃開始。CRIMSONの好守備により、東洋の1stダウン獲得を許さず、4thダウンとなる。東洋のパントで攻守交替。0-0。
CRIMSONは自陣25YDから攻撃を開始。RB#29藤本による29YDのロングランでフレッシュを獲得。敵陣46YDの1st&10では東洋のロスタックルを受け2YD後退するも、2nd &12でQB#5池上が再びランを仕掛け6YD前進。敵陣42YDの3rd&6でWR#11木村への11YDのパスが成功し、フレッシュを獲得。敵陣31YDまで迫る。しかし続く2回の攻撃は1YDの前進にとどまり、敵陣30YDで3rd&9を迎える。フレッシュを狙うCRIMSONだが、QB#5池上のパスを東洋がインターセプトして攻守交替。0-0。
東洋陣12YDより、東洋の攻撃開始。東洋はランプレーで1stダウンを獲得。しかし、LB#8竹原、DL#67佐藤のロスタックルで2nd&12となる。東洋はパスプレーに切り替えるがDB#15早川のパスカットによりゲインを阻止し、4thダウンとなる。東洋はパントを選択。#16上山が約15YDリターンし、攻守交替。0-0。
CRIMSONは敵陣29YDから攻撃を開始。2nd&9でRB#29藤本の13YDのランによりフレッシュを獲得。敵陣15YDまで迫る。1st&10でQB#5池上がランを試みるも、東洋のロスタックルにより4YD後退。続く敵陣19YDの3rd&14では、QB#5池上がランにより7YD前進し、敵陣12YDで4th&7となる。#23寺島によるフィールドゴールが成功。3-0。
#47島谷のキックで試合再開。#11木村のタックルによりリターンはできず、東洋陣39YDから東洋の攻撃となる。DL#56倉田、DB#15早川のタックル、LB#47島谷のロスタックルなどCRIMSONの好守備により、4thダウンとなる。東洋のパントで攻守交替。3-0。
CRIMSONは自陣26YDから攻撃を開始。WR#11木村とRB#17大音によるランで合計4YD前進。しかし3dn&6にてパスが失敗。自陣30YDで4th&6となり、パントで攻守交替。3-0。
東洋陣37YDより、東洋の攻撃開始。オプションも交えたランプレーで着実にゲインをし、CRIMSON陣17YD、3rd&1となる。しかしLB#8竹原のタックルでノーゲインに抑え、4th&1。東洋はギャンブルを選択するが、DL#56倉田によるロスタックルで1stダウン獲得を阻止。攻守交替。3-0。
前半残り約2分。CRIMSONは自陣18YDから攻撃を開始。RB#31向井によるランで4YDのゲイン。自陣22YDの2nd&6にてQB#5池上がランで10YD前進し、フレッシュを獲得。自陣32YDからRB#31向井とRB#17大音によるランで合計11YD前進し、フレッシュを獲得。自陣43YDの1st&10にて、QB#5池上がスクランブルで12YD前進し、またフレッシュを獲得。敵陣45YDの1st&10にてQB#5池上がパスを試みるも失敗。ここで前半が終了し、CRIMSONは3-0のリードで試合を折り返した。
【後半戦】
東洋のキックで試合再開。#2菅井による約10YDのリターンで、自陣36YDから攻撃開始。CRIMSONは後半の立ち上がりからもランを多用し、攻勢を強めた。RB#22中西によるランで12YDのゲイン。フレッシュを獲得し、自陣48YDから1st&10。RB#31向井によるランで9YD、RB#17大音によるランで8YD前進しフレッシュを獲得。敵陣35YDの1st&10にて、QB#5池上がランでこの日初めてのタッチダウンを奪う。#23寺島によるトライフォーポイントは成功。10-0。
#47島谷のキックにより試合再開。東洋は約10YDリターンし、東洋陣13YDから1st&10。ランプレーで約70YDのロングゲインとなる。東洋はランプレーでさらなるゲインを目指すが、CRIMSONは1stダウン獲得を阻止。4thダウンで東洋はフィールドゴールを選択し、成功。10-3。
CRIMSONは自陣24YDから攻撃を開始。QB#5池上によるランで4YD前進、2nd&6にてQB#5池上のスクランブルで2YD前進した。続く自陣30YDの3rd&4でパスが失敗。4th&4でパントを選択し、攻守交替した。10-3。
東洋は、東洋陣45YDから攻撃開始。東洋はランとパスを織り交ぜたプレーで、CRIMSON陣39YDまで前進、3rd&4。LB#8竹原のタックルで4th&2となる。東洋はギャンブルを選択するが、CRIMSONはノーゲインで抑える。東洋に反則があったが、CRIMSONは罰則を辞退し、攻守交替。10-3。
CRIMSONは自陣38YDから攻撃を開始。QB#5池上が2回のランを仕掛け、合計4YD前進した。自陣42YDの3rd&6にて、QB#5池上からWR#23寺島へのパスが成功し14YDのゲインでフレッシュを獲得。敵陣42YDの1st&10では、東洋がランを止め1YD後退したものの、2nd&11でQB#5池上からWR#23寺島へのパスが成功し16YDのゲイン。フレッシュを獲得し、敵陣29YDに迫った。そのまま攻勢を強めたいCRIMSONだが、続く1st&10でQB#5池上のパスを東洋がインターセプトして攻守交替。10-3。
東洋は、東洋陣15YDから攻撃開始。パスを中心にゲインを重ね、CRIMSON陣34YDまで迫り、3rd&1。1stダウンは獲得できず、4th&1となる。東洋はギャンブルを選択するが、DL#70小川がプレッシャーをかけ、最後はDL#67佐藤がロスタックルし、ギャンブル失敗。攻守交替。10-3。
CRIMSONは自陣37YDから攻撃を開始。パスとオープンサイドへのランで攻略を試みた。2nd&7にてRB#31向井のランで11YD前進し、フレッシュを獲得。敵陣49YDの1st&10にてQB#5池上からWR#2菅井へのパスが成功、さらにパスキャッチ後のランにより34YDのゲイン。フレッシュし、敵陣15YDまで迫る。1st&10でQB#5池上がスクランブルにより3YD前進。敵陣12YDの2nd&7で東洋に反則があり、オートマチックファーストダウンで敵陣2YDから再びCRIMSONの攻撃。QB#5池上がランでこの日2度目のタッチダウンを奪う。#23寺島によるトライフォーポイントは成功。17-3。
#47島谷もキックで試合再開。東洋は約15YDリターンし、東洋陣45YDからの攻撃。東洋はランとパスを織り交ぜたプレーでゲインを重ね、CRIMSON陣25YD、1st&10となる。DL#67佐藤のロスタックルで2nd&17となるが、東洋はランプレーとランフェイクのスクリーンパスでゲインし、タッチダウン。トライフォーポイントも決めて、17-10。
東洋はオンサイドキックを選択。攻撃権の獲得を試みたが、#11木村によるキャッチが成功し、攻守交替。CRIMSONは敵陣43YDから攻撃を開始。CRIMSONはランを中心に、以降の攻撃を組み立てた。RB#31向井によるランで3YD前進、続く2nd&7でもQB#5池上によるランで9YD前進し、フレッシュを獲得。敵陣31YDから再びランで前進するも合計6YDの前進にとどまり、敵陣25YDの4th&4でギャンブルを選択。フレッシュは獲得できず、攻守交替。17-10。
後半残り33秒。東洋は東洋陣24YDから攻撃開始。東洋はパスプレーでゲインを重ねる。後半残り1秒、東洋陣37YD、1st&10で、DL#57山田によるQBサック、ファンブルリカバーで試合終了。17-10でCRIMSONの勝利。
チーム記録
得点 | 一橋大学CRIMSON | 東洋大学VIKINGS |
総得点 | 17 | 10 |
タッチダウン | 2 | 1 |
PAT<1点> | 2 | 1 |
PAT<2点> | 0 | 0 |
フィールドゴール(トライ数) | 1(1) | 1(1) |
セイフティ | 0 | 0 |
チーム成績 | 一橋大学CRIMSON | 東洋大学VIKINGS |
攻撃総獲得ヤード(回) | 273YD(49) | 273YD(56) |
ラン(回) | 196YD(36) | 175YD(37) |
パス(試投-成功-INT) | 77YD(13-6-2) | 98YD(19-14-0) |
1stダウン獲得(ラン-パス-反則) | 15回(10-4-1) | 13回(5-7-1) |
3rdダウンコンバージョン | 33%(3/9) | 27%(3/11) |
4thダウンコンバージョン | 0%(0/1) | 0%(0/3) |
ファンブル回数(喪失数) | 0(0) | 1(1) |
反則回数(喪失ヤード) | 1(15YD) | 1(10YD) |
反省点はもちろん数多くある。それでもこの勝利は、昇格への大きな意味を持つ。11月にCRIMSONは3戦目を迎える。勝ち点6で並ぶ東京工業大学との試合だ。2連勝の良い流れを持ち込んで大一番を制したい。