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2026

【2025引退ブログ 嘉戸理沙子】置かれた場所で咲きなさい

CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。4年TRの嘉戸理沙子です。

2025年度CRIMSONは OBOGやコーチ、父母、ファンの皆様に支えられ、念願の1部BIG8への昇格を果たすことができました。日頃より多大なるご支援ご声援を賜り心より感謝申し上げます。毎日部活のことで頭がいっぱいでしたが、選手からの MRIやレントゲンの写真が届かない日々から引退をひしひしと実感しております。


4年間を振り返ると、勝ちにこだわり続け、選手の活躍が日々の原動力であるとともに、自らが直接勝ちに貢献できないもどかしさ、また自分のことよりも人のことで沢山沢山悩んだCRIMSON生活でした。
私の所属するTRメディカルパートは選手の怪我の処置・リハビリ作成、コンディション管理、個々にあったテーピングなど、選手のプレーの質に直結する極めて重要な役割を担っています。
自分の一瞬の気の緩みでチームが負ける要素を作り出してしまうのではないか、判断を見誤ったせいで命に関わる大怪我が起こってしまうのではないか。勝利を渇望する選手たちとは対照的に、TRは安全性の確保はもちろん、先を見据えたチームとしての体制を優先しなくてはいけません。自分の保守的で慎重すぎる性格が故に、 TR業務一つ一つに緊張感が走り、その重圧に何度も潰されそうになりました。強さを求めるほど練習量や練習強度は自然と増していきますが、それがそのまま勝利に直結するほどアメフトは単純な競技ではありません。競技の繊細な調整とメディカル分野の高度な専門性の瀬戸際で、特に4年目ではメディカルとフィジカル面との間で、常に自分は最善な選択を導けているかと不安でいっぱいでした。

「マメな性格だから選手に寄り添えるパートが適正だよ」というTRの先輩方の言葉を信じて向き合い続けたメディカル業務ですが、ストレッチやケアが習慣化されず防げるはずの怪我が絶えない、アスリートとしての意識が根付かない。自分の意思だけではチーム状況は一向に変化するわけもなく、存在意義を見失ったこともありました。あれをしろ、これをしろとただ偉そうにしているだけでは人から信頼を得ることはできません。
そこで根拠や目的が何かをプレーヤーに示すため解剖や怪我、リハビリの知識を詰め込みました。地道に人を観察し、プレーヤー1人ひとりに向き合いながら自分の言葉で伝えることが自然と意識づけられました。どのように人から信頼を得て、その人の心や習慣を変えさせるか、それこそが私がこの部活で得られた大きな成果だと感じています。

4年間の活動で特に大きいのは怪我人の存在です。先の見えない不安な状況を何度も何度も乗り越え、立ち上がり続ける姿は、私の活力そのものでした。辛くて長いリハビリ期間を一緒に乗り越えて復帰を果たした選手がスタイルをして活躍する姿を見ると、自分も一緒にフィールドで戦えているかのようなそんな喜びを感じることができました。今年の秋シーズンは、毎試合が山場であり、多くのプレーヤーは常に心身共に苦しめられていました。誰もが予期しないタイミングでシーズンアウトを迎えてしまう人もいれば、その一戦が最後の試合になると覚悟して臨む人もいました。選手1人ひとりが、それぞれの想いを胸に試合に立っており、それを1番近くで見守れるのがメディカルの特権でありながら、毎試合増えていく怪我人に自分の心までも擦り減ってしまいそうな瞬間が何度もありました。
特に合宿から度重なる同期の怪我にはものすごく大きな焦りと責任を感じたことを鮮明に覚えています。
試合を勝ち進める中で、例年と比べて重度の怪我に見舞われるケースが多かったと思います。そのため、メディカルは常に「早期復帰」を最優先課題に掲げ、万全とは言えない状態で、綱渡りのようなシーズンでした。シーズン終盤にかけて、戦力が落ちてしまう状況は、まだ自分たちが挑戦者の段階にあり、組織として成長の余地が大きいことを痛感しました。一緒に頑張ってきた後輩は本当に頼もしいので、来年BIG8の舞台で更なる成長を見せてくれることを期待しています。

そして今年のTRは、昇格のさらに先である「CRIMSONが1部で戦えるチームであること」を目標に、既存の当たり前を常に問い正し、何度も何度も軌道修正を繰り返しました。特にメディカルで力を入れていたリハビリの復帰プロトコル作成はこれまでに前例のないシステム構築であり、その他に怪我の処置、FRMプレーヤー育成など今まであった基準を刷新することで、より一層強固なTRユニットを築き上げたと自負しています。


TRの後輩へ
頼りないヘッドでしたが、ただひたすら着いてきてくれてありがとう!まだまだみんなとやりたいことは沢山あったのに、TRとして自信がついてきた頃にはもう引退です。やりたいことはなんでもチャレンジしてね!TRの先輩方へ私のことを沢山可愛がってくれ、我が道をゆく先輩方の存在はいつも刺激的でした。試合に応援に来てくださったり、差し入れをくださったり、常に心の支えでした!ありがとうございました。同期へ心を許せないまま4年生になってしまいましたが、野口を筆頭に開催されるミーティングを重ね、最後の1年は同期のために必死に喰らい付いていました。ただ仲良しな学年というよりかは、スタッフ、プレーヤー共にスペシャリストが集まり信頼の上で成り立っていたことが本当に多かったです。何より2年生の時にみんながかけてくれた言葉を信じて正解でした。4年間本当にありがとう。リハビリメンツへ君たちは強い!!私が愛情込めて育てたメディカルの後輩たちは思いやりに溢れていて強くてとっても頼もしいから、彼女たちには弱い姿を見せても大丈夫だよ。春に蓄えたパワーでシーズンは大暴れしてね!みんなの活躍を心から楽しみにしてます。大学生活の4年間は濃すぎるくらい刺激的で個性豊かなCRIMSONに関わることができ、何よりも自分自身の成長を一番に実感しています。このような環境を整えて下さった、OBOG、父母、コーチの方々、Dr.の植原先生、ATの井上さん、洞口さんには深く感謝申し上げます。チーム運営やTR業務に対して試行錯誤し、昇格に向けてがむしゃらに突き進んだ時間は私の人生においてかけがえのない宝物です。4年間本当にありがとうございました。

これからのCRIMSONの更なる繁栄を心より祈っています。

 


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