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2025

【2024引退ブログ 中西凜】CRIMSONへ

CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。元RB#22中西凜です。平素より多大なるご支援ご声援をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。

2024年もOBOGやファン、そして父母の方々の支えがあって、CRIMSONは無事にシーズンを走りきることができました。今こうして4年間のCRIMSON生活を終えて、心に残ったのは悔しさです。4年間掲げ続けた1部昇格という目標を果たすことができなかった悔しさ、怪我をしてラストシーズンに思うようにプレーができなかった無力感、あの時もっと自分に厳しく真摯にトレーニングに取り組めばよかったという後悔。CRIMSON生活を回顧する度に悔恨の念を抱いてしまいます。
しかしながら、その悔しさと同時に、CRIMSONでの日々はかけがえのないプライスレスな時間であったことをしみじみと感じています。振り返れば、多くの方々に支えられてばかりの4年間でした。

初心者として入部した1年生のシーズン。幼少期からどちらかというと控えめな性格でコンタクトスポーツを避けてきた私にとっては全くの新しい世界でした。そんな中アメフトの基礎を一から教えてくださったコーチや先輩方、毎日一緒に自転車を漕いでグラウンドに行ったり間食を食べたりした同期、美味しいご飯を毎日作って体作りに協力してくれた両親。
アメフトというある意味ハードルの高いスポーツを楽しんで取り組めたのは多くの方々の支えのおかげでした。最後は初出場の試合でタッチダウンというご褒美もいただきました。

2年生は激動の1年間でした。CRIMSONに対するモチベーションを見つけることができず、度々部活を休みました。今考えてみれば身勝手な行動でしたが、そんな私にも真摯に向き合って話をしてくださった先輩方や復帰した私を変わらず受け入れてくれた同期のおかげで救われました。
そしてCBという新たなポジションを任されました。タックルもままならない下手くそな私を辛抱強く起用してくださったコーチや先輩方には感謝しかありません。最終的には入替戦で対面に決勝タッチダウンを決められたという悔しい思いが残りましたが、新たなポジションへの挑戦は、プレーヤーとしても人間としても私を成長させてくれる貴重な経験となりました。

そしてフットボールの面白さを存分に味わうことが出来たのが3年生のシーズンでした。RBとしてボールを任せてもらえるようになり、気持ちよくLOSを駆け抜けることができました。もちろん、OLやWRたちのブロックやスタンドの応援があってこそのランであったことは言うまでもありません。
チームとしては悔しい結果に終わったものの、自分自身は一定の手応えを感じ、更なる成長を誓って最終シーズンに臨みました。

しかし、ラストシーズンは苦難の日々でした。4年間で初めて大きな怪我を負い、サイドラインから見守ることしか出来ない日々が続きました。復帰後も再発への恐怖心や実戦から離れていたことによる試合勘の鈍りで思うように体が動きませんでした。最上級生にも関わらずチームに何も貢献できない自分に不甲斐なさを感じ、何度も逃げることを考えました。
そんな中、同期や後輩は復帰を応援してくれました。RBの後輩たちは自分の分以上に走ってくれました。トレーナーたちは復帰に向けて常にサポートをしてくれました。そして何より両親は生活すらままならない私をサポートし続け、時には悩みの相談にも乗ってくれました。本当に多くの方々の支えがあったからこそ、最後までもがく活力を得ることができました。
最終戦で後輩たちにお膳立てをしてもらってとったシーズン最初で最後のタッチダウン。たった1ydのランでしたが、私にとっては多くの人の支えが積み重なった一生の宝物です。

これだけの多くの支えに対して昇格という結果で恩返しをするということは終ぞ叶いませんでしたが、この感謝の思いを忘れず、私自身が多くの人を支えられるような存在になることでCRIMSONへの恩返しをするべく、これからの日々を歩んでいきたいと思います。

CRIMSONへ。本当にありがとうございました。


WRITER:中西凜
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