CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。元LB#9の小峰大智です。今年度も多大なるご支援とご声援を賜り、ありがとうございました。私がここまで部活を続け、無事引退を迎えることができたのは、多くの人の支えがあったからです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
ご存知の方も多いと思いますが、私は大学3年時に体操部を引退した後、CRIMSONに入部しました。なぜそんなタイミングでアメフトをやろうと思ったのかと、よく聞かれていましたが、「土日が暇だったから」「人とぶつかりたかった」「アメフト向いていると思ったから」などと適当に答えてきました。嘘ではないですが、私が入部しようと思った本当の理由をこの場で正直に答えようと思います。
遊んでばかりいた大学2年生のある日にSNSでCRIMSONの映像を見たことがきっかけでした。当時はアメフトに興味はなく、ルールも全く分かりませんでしたが、その映像は私にとって衝撃的でした。高校と浪人の時の友達で一緒に大学に入学した彼がアメフトの試合で活躍していたのです。彼は大学に入学する前から何度も私をアメフト部に勧誘していました。その度に大学では部活はやらないと断っていましたが、彼が活躍する姿を実際に見て、話が変わってきました。これはいけない。やっぱり俺もアメフトやる。その日はなぜか気持ちが高ぶって寝付けなかったことを覚えています。これが理由の一つです。
もう1つの理由は、CRIMSONに所属する熱い人たちと友達になりたかったからです。大学で過ごした2年間で、数えられるほどしか友達ができなかった私は友達が欲しかったのです。きつい練習を乗り越えているであろうCRIMSONの部員はみんなかっこよく見えました。彼らと友達になり、一緒に困難を乗り越えることで、自分もかっこよくなりたいと思いました。
このような理由で部活体験もせずに入部した後は、先輩がマンツーマンで指導してくれたり、同期に勉強会に付き合ってもらったり、ルールを覚えるより前に試合に出させてもらったり、とても恵まれていました。怪我で試合に出られなくなる期間や、仲間との実力の差を感じることもありましたが、それらも、より熱心にアメフトに取り組まなければいけないと思うきっかけとなり、気が付けばアメフトに夢中になっていました。格上を倒したいという気持ちは次第に強くなり、常に「自分より大きい相手を倒したい」「速い相手に追いついてタックルしたい」という思いを胸に、日々の部活を過ごすことができました。また、友達が欲しくて入部した私は、みんなと話すのが好きで、部活内外でみんなと沢山話しました。部活外の時間には、同期だけでなく後輩ともよく遊んでいました。CRIMSONに入っていたこの2年間、本当にずっと楽しかったです。3年時からの途中入部だったけど、入部してよかったと思っています。
ついでにいろいろと正直に話します。突然任命されたキッカーは、緊張するし嫌だと言っていたけれど、本当は誇りと自信をもってやっていました。初めて試合でタッチダウンを取った時は、涼しい顔をしていたけど、涙が出るほど嬉しかったです。引退が決まった時、涙は見せなかったけど、みんなとのアメフトが終わって、とても寂しい気持ちでした。
CRIMSONで、最高のスポーツと最高の仲間に出会えました。優しく声をかけてくれた先輩、自分のことを同期だと認めてくれた同期、中途半端な自分を先輩として慕ってくれた後輩、すべての仲間に感謝しています。2年間ありがとうございました。