CRIMSONブログをご覧の皆様、こんにちは。TRの濱岡菜々子です。
まず初めに今年度のCRIMSONを支えてくださったOBOG、父母、ファンの皆様に感謝申し上げます。CRIMSONで過ごした4年間はあっという間で、楽しさや苦しさの中で大きく成長することができたと感じています。そんな私の4年間の思い出と、後輩に伝えたい2つのことを書き連ねたいと思います。
まずは私の4年間の歩み
1年目、念願のTRに配属されました。コロナ禍ということで活動が制限されることもありましたが、憧れの先輩の背中を追い必死に喰らいついた日々でした。
2年目になり、TRの中でもメディカルという怪我人管理を行うパートに配属されました。怪我やテーピング、トレーニングに関してより専門的な知識が要求される中、上手くいかない日々で自信も存在意義も喪失してしまうこともありました。しかし自信は知識で補うしかないと思い、外部の学生トレーナー講習に参加するなどして必死に勉強した1年でした。
3年目、前年身につけた知識と自信を元に多くのことに挑戦しました。今までは「怪我をした後の復帰」にフォーカスしたメディカルパートでしたが、「怪我を未然に防ぐ」にフォーカスし、怪我人が早期復帰できるようにトレーニングを強化したり、ビフォアやアップの時間を活用した取り組みを始動しました。
4年目、ついにラストイヤーを迎えました。私はずっと2021年の4年生TRをロールモデルにしており、知識も技術も最強な先輩、アイドルのようにみんなに元気を与える先輩、おっとりしていていつも私たち1年生に寄り添ってくれた先輩、そしてスタッフリーダーとして私たちに「クリムゾンスタッフユニット」の在り方を示してくれた先輩、この4人の先輩方が私にとって大きな存在でずっと憧れでした。そしてキックオフの時期に同期AS中島と「勝つためならなんでもやろう」と心に決め、その憧れを追って駆け抜けた1年でした。また、私にとって同期の存在は大変大きいものでした。悪く言えば同期のせいで部活が嫌になることもありましたが、大半は同期の頑張りに鼓舞され私も頑張ることができました。
テーピングを褒めてくれたり、考えたトレーニングを褒めてくれたり、何か気になる痛みを相談してくれたり、一緒に成長できている気がして嬉しかったです。
特に同じTRの門脇、緒方には部活動内外において支えてもらいました。「不仲なの?」と心配されるほどチームについて熱く議論したこともありましたし、どうでもいいことで大爆笑することもありました。今までありがとう。
次に後輩に伝えたい2つのこと
1つ目は4年間はあっという間なのでとことんやり切るということです。
他大学アメフト部も同様だと思いますが、アメフトで勝つということは選手の力はもちろんのことスタッフの努力が不可欠であると感じています。
私は2年生から、TRの中で怪我人管理部門を担当するようになったため日々の練習や試合での外傷・アウトの記録を元に、チームのある弱みを見つけ以降3年間、同期TRと共にその課題について探究と実践をしてきました。そしてこの最終戦をもって、長年抱えていたその課題は解決したと言っても過言ではない結果を得ることができました。その過程の中でチームドクター植原先生をはじめ、社会人トレーナーのSOMの皆様、ハイパフォーマンスアドバイザーの吉永さん、そして管理栄養士の堀内さんのお力添えをいただきました。感謝してもしきれません。
そしてそれと同時に、ここまで執念深く1つの課題について取り組んできた自分たちを褒めたいと思います。この取り組みが来年以降のチームの勝利に繋がればと思っています。
「とことんやり切る」とは字面だけ見たら簡単なことのように思えます。ですが何かチーム課題を見つけた時、学業やアルバイトでも忙しい自分達は何かと「今やらなくても大丈夫」、「誰かがやるから自分はやらなくていい」、そんな考えになってしまいがちです。気付かないうちに季節は変わっています。何か気になること、試してみたいことがあるのなら学年問わず、選手・スタッフ関係なく今すぐ行動に移してほしいです。特に下級生なら何度でも失敗できるチャンスがあります。4年生も諦めないでください。春夏たくさん挑戦して失敗して、最強の状態で来年の秋季リーグ戦を迎えてほしいです。後悔しない4年間にしてください。
2つ目は、周囲の人への感謝を伝えるということです。
TRに関する物品で言うと、練習や試合時に使用する飲料や増量のためのお米やプロテインなど、多くのものを保護者やファンの方のご寄付からいただいています。この場を借りて深く御礼申し上げます。
また、物品のみならず試合時に配信をしてくださったり、撮影をしてくださったりとOBOGの方々にもたくさん支えていただきました。 学生だけでは得られなかった、今年の戦績だと思っています。改めてご協力に感謝いたします。
そして何より、応援部の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。試合時間が早朝だろうと場所が遠かろうと応援に来てくださいました。チームのサイドラインが沈んでしまった時に聞こえてくる応援部の皆さんの声に本当に勇気をいただいていました。ありがとうございました。
後輩に向けて伝えたいことは、自分たちが思っている以上に周囲の方々に支えられているということです。自分たちが日々グラウンドで練習できていること、毎年合宿を実施できていること、たくさんの方が試合を会場で観てくださること、どれも当たり前ではありません。チーム内でも感謝を伝え合うと共に応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れないでほしいです。
勝てるチームは応援されるチームであり、誰からも愛されるチームであると私は考えています。そんなチームになっていってほしいです。
後輩
とことんやり切ること、感謝を伝えることを忘れないでください。才能溢れるみんななら来年以降どんどん強くなれると信じています。応援しています。 そして毎回試合1週間前になったら私を思い出して水分補給してくださいね。
父母、OBOG、ファンの皆様
皆様のサポート無しにはここまで充実した活動はできませんでした。試合時にみなさまが私たちのすぐ後ろにいらっしゃること、いつも心の支えでした。改めて感謝申し上げます。
以上引退ブログを締めさせていただきます。ご一読いただきありがとうございました。