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2023

受験生応援ブログ〜二次試験突破のコツ 商学部編〜

こんにちは。新2年ASの古賀大貴です。今回は、二次試験突破のコツということで、受験生の皆さんに、自分なりの戦略などを出来る限りお伝えしたいと思います。商学部は、英数の配点に大きな特徴があります。そのため、勉強の方法や戦略で大きく差をつけることが可能です。この記事を参考に、皆さんもぜひ合格をつかみ取ってください!英数の対策には、共通する原則があります。それは「わからないものを見つけて克服する」ことです。

英数の対策は、この原則に従って進めるようにしてください。

・英語
一橋の長文問題は、和訳や内容説明が多く、和訳や読解ができれば、ほとんどの問題を解くことができます。これに注目して、僕は至ってシンプルな勉強法を実践していました。参考書や問題集は使いませんでした。最低限必要なものは、1冊の洋書、1冊のノート、そしてペンです。英文を読んでいるときに出くわした分からない単語をノートに記録し、文意がわからない部分をハイライトします。先ほど紹介した原則を思い出してください。ひたすら自分が分からないものを洗い出すのです。このようにして、とにかくたくさんの単語を覚え、分からない文章を無くしました。受験直前期は、カフカの”The Metamorphosis”やジェームズ・スロウィッキーの”The Wisdom of Crowds”を読んでいました。リスニング力は、洋書のオーディオブックを使って鍛えました。英作文については、基本的な英作文能力があれば問題ないでしょう。英作文は変な問題が多いので、動揺しないことの方が重要だと思います。以下に、おすすめの洋書を数冊紹介します。
”The Organized Mind” Daniel J. Levitin
”Guns, Germs, and Steel” Diamond, Jared
”Everybody Lies” Seth Stephens-Davidowitz

・数学
商学部受験において、数学は受験の合否に直結する大切な科目です。数学は適切な対策を行うことで高得点が狙えます。最初に述べた原則を思い出してください。解法が分からない問題を無くすには、パターンをしっかり覚えることが重要です。そのためには、たくさんの問題を解くことが必要です。解けなかった問題や間違えた問題がある場合は、その理由を記録に残し、次回同じような問題を解くためにどうすればよいかを覚えておくことで、対策を立てることができます。僕は、前期と後期を合わせて過去30年分の過去問を解き、さらに北海道大学、東北大学、東京大学、京都大学の過去問をそれぞれ10年分解くことで、数学力を向上させました。また、一橋大学の数学では、数学Ⅲの微分が使えると有利になる問題がたまに出題されるという傾向から、共通テスト終了後に数学Ⅲを微分まで学習しました。以上の対策が功を奏して、本番では4完半を達成することができました。一橋大学の数学は難しいと言われますが、パターンを頭に入れておけば、ほとんどの問題は解けるようになります。入試問題はインターネットから無料で入手できます。解答を公開している親切なサイトもたくさんありますので、それらを有効活用しましょう。さらに、数学の問題を解くときは、思いついたことや自分がやっている操作や計算の目的、候補の解法を必ず日本語で書き留めることをおすすめします。また、無駄な減点を避けるためにも、同値記号⇔を回答に使わないようにしましょう。

・国語
商学部は国語の配点が低いため、深く対策をしてくる人はさほど多くありません。そのため国語では、点を稼ぐよりも、ミスをしないこと、差をつけられないことが重要です。そのためには、正確に漢字を書くことや、語句の意味を正確に述べることが不可欠です。大問2では文語文が出ると予想していたので、空いた時間には山路愛山の文章を読んで、文語文に触れるよう心がけました。山路愛山の文章は青空文庫で読むことができます。また、現代文特有の硬くて難解な文章に慣れるために、古本屋で適当な本を買って読むのも良いでしょう。僕はブックオフで買った、佐伯啓思の『現代社会論』を読んでいました。

・社会
一橋大学の社会は難関と言われており、受験生の多くが社会にたくさんの時間を割いていると思われます。しかし、商学部は社会の配点が低いため、社会に割く時間を最小にして受験に臨むことが可能です。それが地理を使った受験です。(実は、僕は共通テストを世界史で受験しました。二次試験の準備も世界史が中心でした。しかし、どうしても一橋の世界史に自信が持てず、諦めて『村瀬のゼロからわかる地理B』を使って地理の勉強を始めました。)地理の勉強には数週間を費やしましたが、本番では満足のいく答案を書くことができました。日本史や世界史が苦手だという人は、リスキーですが、早めに地理に切り替えることもできます。地理は、暗記する量が比較的少なく、思考力を問われる問題が多いので、個人的にはおすすめです。

受験生の皆さんが、たくさんの努力を重ねて、本当に強い意志を持って受験していることを知っています。そして、そのことを本当に尊敬しています。それでも、もしかしたら皆さんは、「これだけでは足りないんだ」、そう不安に感じているかもしれない。本番で勝ち抜くためにはもっと、もっとたくさんの問題を解けるようにしなくてはダメだとか、得意科目で手が止まったらどうしようだとか、いろいろな事を不安に思っているかもしれない。張り詰める緊張や重圧に押しつぶされそうになっているかもしれない。そんなときは、アメフト部の仲間たちもここで応援していることを思い出してほしい。そして自分を信じて、最後の一秒まで絶対に諦めないで、夢を叶えるために全力で挑んでいこう。4月、みんなに会えるのを楽しみにしています。それでは、二次試験で最高の結果を残せるよう、頑張っていこう!


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