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2016

僕の試験前日、当日ー4年OL田中智之の場合

受験生の皆さん、こんにちは。いよいよ試験本番、この日のために皆さんは想像できないくらい一生懸命に勉強してきたことと思います。そんな受験生活もあと少しです。緊張や不安を乗り越えて、必ずや合格をつかみ取りましょう。今回は僕、4年OL田中智之が自分の試験前日、当日を振り返って紹介します!!


試験前日の過ごし方ー早寝早起きのススメ

試験前日の過ごし方って人によって違いますよね。最後の最後まで詰め込みたい人や、のんびりとリラックスして過ごしたい人、パーッと遊びたい人もいるかもしれません。

僕の場合は、試験前日はあまり勉強せず、音楽を聴いたりしながらゆっくりと過ごしました。今日まで必死に勉強してきた自分には、合格できるだけの力はあるはず。試験に合格するために必要なのは、自分の持っている力を100%発揮することだと考えていました。

ですから、前日は知識を詰め込むのでなく、アウトプットに重点を置いて、今まで何度も繰り返してきた問題集や単語帳で復習をするだけにしました。

もう一つおすすめなのは、これまで高校時代に勉強した教科書やプリント類、参考書を積み上げるというものです。全部積み上げてみると、案外量があります。これだけやったのだから絶対大丈夫、合格できないわけがない。確かな自信となって不安も解消されるはずです。

そして最後に、持ち物を確認して早めに寝ましょう。余裕をもって当日の朝を迎えるために、早寝早起きは欠かせません。僕も元々夜型でしたが、年明けからは受験当日に向けて早寝早起きの練習をして、身体を朝型に慣らしていきました。

さあ、できる準備を全てやって、あとは当日を迎えるのみです!

(4年OL田中智之)


試験初日、数学が微妙も運命の出会い!?

いよいよ試験初日。

程よい緊張感で国立駅に降り、大学通りの予備校応援団を抜けて会場へ。オープンキャンパスとは違った荘厳な雰囲気にのまれそうになります。掲示板で何度も確認し、教室へ向かうと高校の同級生数人と遭遇。どうやら同じ教室のようで、お互い少し緊張が和らぎました。

席に着くと、斜め後ろの席の男子が、隣の席の女の子にちょっかいを出しています。最初は友達同士でイチャイチャしてるのかと自分の6年間の男子校生活を呪いましたが、周りの視線で振り向くとどうやらそうではない様子。女の子が可愛かっただけに、大丈夫かな…と不安になるも、試験開始の鐘。無事に国語を終えると、休み時間にまたもその男子が、「めっちゃ簡単だったな!これは受かったでしょ。」と騒ぎ始めます。諸々察した僕は、その男子に「静かにしろよ。みんなが集中できないだろ。」という思いを込めた視線だけ送り、教室の外で休みました。

1日目は得意科目の数学でどれだけ得点できるかが勝負でしたが、結果は2完2半。目標の3完2半には及ばず撃沈でしたが、最低限は取れたと気を取り直し、2日目での挽回を誓います。

さて、例の男子にちょっかいを出されていた女の子はとても優秀だったようで無事に合格。

その後プレイスメンステスト(入学直後の英語のテスト)で奇跡的に隣の席に。そしてクラスまで同じになるという運命的なフラグがたちました。その後どうなったかは…大学で出会った時に聞いてください!


試験2日目、人生最大の決断

2日目の英語は特に苦手科目で、直前期は毎日先生に添削してもらっていました。その甲斐あって英作文も書き終え、無事終了。

最後の世界史にすべてがかかります。迎えた世界史。ハーメルンの笛吹き男、フランス革命の始まりは…頭が真っ白になりました。試験開始から30分で書けたのは3問目の穴埋め、『興中会』のみ。「さすがに興中会だけじゃ受からないだろ…」と途方に暮れ、社会の問題冊子をめくったその時、『ビジネス基礎』の文字が目に入りました。これだ。これしかない。優柔不断な僕にとって人生史上最大の決断でした。赤本でも解答は省略されている謎の科目、もちろんぶっつけ本番です。

ビジネス基礎では、あなたの意見を述べよ、といったような問題が多く出題されます。そのため、普段からテレビや新聞にアンテナを張っていた僕には書きやすい問題が多かったです。

例えば、『マーケティングにおける口コミの役割についてあなたの考えを述べよ』という問題がありました。これはふと受験期に見たTV番組での某口コミサイトの社長の言葉を思い出しました。「昔はレストランというのは、1にも2にも立地でした。でも、口コミサイトができてからは、立地にとらわれず味で勝負できるようになったんですよ。」おかげでこの問題もすらすら書くことができました。

もちろん勉強してきた科目を解くのが一番ですが、万が一の時はビジネス基礎、なんて手もあるかもしれませんよ!


受験生よ、強くあれ!

よく、「最後は気持ちだ」という人がいますが、本当にその通りだと思います。一橋への想いを精一杯解答用紙にぶつけて、合格を勝ち取ってくださいね。春に桜の木の下で皆さんを胴上げできるのを楽しみにしています。

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