厳かなロマネスク調の講堂、趣のある時計台、美しい自然、そして人の少なさ…これらすべてを満たす一橋大学は実はドラマや映画のロケ地として大人気なんです。この企画は、これまで一橋大学がロケに使われた作品を部員で再現してみよう!という斬新なものです。決してありきたりではありません。きわめて斬新です。
①ドラマ「ガリレオ」シリーズ
まずは言わずと知れた、福山雅治主演のドラマ『ガリレオ』。
一橋大学は、福山演じる湯川教授が教鞭をとる「帝都大学」のロケ地となってます。他に京都大学、東京海洋大学もロケ地として使ってるらしいですが、一橋大学こそが「帝都大学」です。一橋生の誇り。文系だろうが狸が出ようが、湯川学、いえ福山雅治はここで教えています。
今回は、ガリレオ2の第一話「幻惑す」から。前作の主人公であり、アメリカに旅立つ内海薫(柴咲コウ)に湯川教授があるプレゼントを贈る、という名シーンです。
キャスティングこそこの企画の肝!
まずは、湯川教授、というか福山雅治役には、この人!CRIMSONが誇るMr.ハイスペック、黒野徳朗くんです!柴咲コウ演じる内海薫役は高島朱理ちゃんにお願いしました。
早速クランクインです!
内海「あ、そろそろ行かないと。飛行機の時間が」
湯川「内海君」
湯川「これを君に」
内海「なんですか、これ」
湯川「ゲルマニウム。その炭素構造はダイアモンドと同じだぞ」
内海「ありがとうございます」
はい、カット!!なんかおじいちゃんたちがうじゃうじゃいて大変だったけど、クリアでしょう!
②映画「おおかみこどもの雨と雪」
二作品目はアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」からです。この映画、アニメではありますが、驚くほど一橋大学ほか国立のまちが登場します。「オオカミが出るくらい田舎って言いたいんか、細田?」とけんか腰にならずに見れば、あまりの国立っぷりにワクワクしながら楽しめます!実際狸は出るし。
主人公の花をこなつこと児玉夏未ちゃん、おおかみおとこ役を和住康平くんにお願いしました。
シーンは二人の出会い。受講票を書かずに(というか学生じゃないから書けずに)教室から出て行ったおおかみおとこを花が追いかけ声をかけるシーンです。見てわかるように実写並みの再現具合。ではどうぞ!
花「!」
(出席票を出さずに出ていく狼男)
(追いかけ呼び止める花)
花「これ出席票、書いて出さないと出席じゃなくなります」
「俺、ここの学生じゃない。目障りなら、もう来ない」
カット!!
…ん?これ、普通に再現出来てるだけで、もしかして全然面白くないんじゃね…?
こんな小奇麗な画じゃなくて、もっとアメフトならではの濃いやつとかを期待されている…?
もしや全然空気読めてない感じなのでは…?
③ドラマ「学校のカイダン」
さて、ラストはドラマ「学校のカイダン」。
全編を通してひたすら兼松講堂が出てきますが、いかんせん視聴率が一桁なので周りに話してもぽかんとされがちなドラマです。2年前の冬、撮影のうわさを聞きつけ、筋トレ終わりに大学通りをチャリでとばしたのはいい思い出。
主演は、今をときめく広瀬すずちゃん!可愛い!
演じるのはこの人、スリーサイズは上から、100、100、100、体重110キロの巨漢、四氏皓貴くん!可愛い!
今回再現するのは最終回。神木君と広瀬すずちゃんのキスシーンです!神木君役は適当に、そのへんで遊んでいた菅野君にお願いしました。
ツバメ(広瀬すず)「あなたが消えたら、私の人生が変わっちゃうから!」
彗(神木隆之介)「!」
「なかったことになんか、できない…!」
…カット。はい、お疲れ様です。
ドラマ・映画で大人気の一橋大キャンパス!
いかがでしたでしょうか?一橋大学は他にも、ドラマ「梅ちゃん先生」「南極大陸」などでも使われています。ミーハーな新入生諸君、撮影現場に居合わすためにも、ツイッターはこまめにチェックしよう!
(…求められていたのは、本当にこんなに後味の悪い企画だったのだろうか?)