一橋大学の受験生の皆さんこんにちは!
今回も部員の二次試験当日の過ごし方を紹介していきます!
こんにちは。経済学部新3年の田村太一です。僕の体験記を読んで少しでも受験生の皆さんが気が楽になればと思います。
試験前日
現役時代どこにも受からず浪人した自分ですが、受験前日は少しだけ勉強してあとはYouTubeでTWICEの動画を見ていました。何より受験において大事なのは余裕をもつこととポジティブさだと考え、「オレならできる、オレならできる」と頭の中で反復させていた記憶があります。
1日目
そして迎えた受験当日も同様にポジティブに、気楽に行きました。最初の科目は国語で1番の苦手科目でした。漢字だけは必ず書けるようにしておこうとたくさん漢字だけは覚えてきたので、本番もしっかり書くことができ、要約と近代文語文もまあまあの出来で終えることができました。次は数学です。経済学部志望だったので、数学は1番大事な科目でした。自分は、確率と整数が得意分野だったので、最初にその2問を解き、完答できたところで一安心して他の問題に取り組みました。倍率3倍だったことを考慮して、数学が終わったときに前の人も横の人もあまりできていなそうだったので合格に近づいたと思い、喜びに満ちた状態で1日目を終えました。しかし自分はこのあととんでもないミスを犯してしまいます。同じ一橋志望の友達が慶応経済学部の合格発表を見ていたのにつられて自分も見てしまうのです。そして自分より頭が良くないはずの友達は受かり、自分は落ちていたのです。ここで自分がモットーにしていたポジティブさと余裕は失われ、絶望とともに2日目が始まりました。
2日目
2日目最初の科目の英語は国語の次に苦手な科目で、可もなく不可もなくって感じで終わりました。文法問題は考えてもわからないものはわからないので、他の問題、特に英作文は配点が高いと考え、そこはだけは意識して丁寧に時間をかけて取り組みました。昨日の出来事が脳裏にずっと存在していたこともあって、正直落ち着いた状態で受けられていなかったと思います。ですが次の日本史でやっと浪人生活が終わり、これから友達と遊ぶことができる、と考えたとき、辛かったことは全て忘れ、喜びに溢れ、心に少し余裕ができた記憶があります。
そしてはじまった日本史、得意教科だったこともあって自信ありありだったのですが、問題用紙を開いて問題を一通り確認したとき、本気で泣きそうになりました。第1問と第2問が難しすぎてどう手をつけていいかわからず、手汗が止まらず、ズボンでずっと手汗を拭いてました。そして気付けば試験が終わっていました。
最後に
最終科目の日本史で気持ちが沈んだのは非常に辛かったですが、振り返って考えてみると科目ごとでそのときそのときのベストは尽くせていたのかなと思います。
気持ちの上下が激しかった自分の受験生活でしたが、結局はなんとか合格を掴み取ることができました。受験は他人との戦いであると同時に自分との戦いでもあるのだなと痛感しました。ぜひ受験生は自分に負けず心を落ち着かせて試験に挑んでほしいと思います!