引退を迎えて #11廣瀬雄一 | 一橋大学アメリカンフットボール部

引退を迎えて #11廣瀬雄一

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僕が尊敬する先輩が引退ブログに綴られていました。「何故CRIMSONでアメフトを続けるのか」と。

2部降格を経て新シーズンが始動した1年生の冬、小平からの寒い帰り道で僕はアツさを覚えました。

そこには「自分の意志で入部し、チーム・個人で掲げる目標があるから」と書いてありました。
自分の意志とは何か。考えさせられました。
入部するうえでの僕の意志は「アメフトがやりたい」「カッコいいCRIMSONに身を置きたい」でした。目標は「先輩QBを超える」「チームを勝たせる」でした。

カッコいいCRIMSONとは、恵まれない環境のなかで勝利こそに価値があり、全ての行動にその想いを体現する。そんな人達が集う素晴らしい組織だと思っています。
そんなCRIMSONの悪い部分として、部を辞める人がいるところ、と言われたことがあります。

たしかに、4年間を全力でやりきることは難しいです。つらい練習後に「なんでこんなことやってるんだろう」、膨大な作業に「誰かがやってくれないかな」など”勝つこと”を”自分事”と考えられない時があります。

チームの勝敗は、どれだけチームの事を自分の事として考えられるかによって決まると思います。そのためには、やはり自分の意志が必要です。

何を考え大学に入学し、何を想いCRIMSONに入部し、何を目指して活動を続けているのか、そこには必ず自分の意志があるはずです。

それさえ見失わなければ、CRIMSONでの4年間は何にも代え難い貴重な経験になると思います。

せっかくなので僕の4年間を振り返りたいと思います。
まず何より、これまで関わった全ての方々に感謝しています。多くの方々の言葉に救われてきました。ありがとうございました。
そして次に、僕の目標は達成できませんでした。

昨年・今年のシーズンの結果は、全てQBである僕が招いたものです。QBとしてチームを考えることが足りていませんでした。本当にそれだけでした。

特に怪我が多かったことを後悔しています。脳震盪、足首の脱臼骨折、膝の靭帯損傷など大きい怪我から小さい怪我までたくさんありました。

その中でも、4年の秋シーズン終盤に利き腕の鎖骨を骨折しました。不要なスクランブルが原因でした。全治は半年と医者に言われ、自分の無力さを突きつけられました。選手を引退しようと何度も考えました。
そんななか、僕を奮い立たせたのはやはりCRIMSONでした。

手を折っている主将が、肩を脱臼しているディフェンスリーダーが、腰が折れているエースRBが、膝がボロボロのOD両エースが、チームを鼓舞し闘っている。それだけで僕が闘う理由になりました。

怪我を抱えながら試合に出ることが必ずしも正しいとは思いません。でも、このような「全てを勝利のために」という姿勢こそ先輩方が作ってきたCRIMSONであり、僕が憧れたCRIMSONです。

人数や施設などフットボールをするには恵まれない環境において、何が正しいのかは分かりません。ただ、それでもCRIMSONは常に上を目指し続けます。

世代から世代へ紡ぐ。CRIMSONが今後更なる発展を遂げることを願っています。
#11 廣瀬雄一

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